他人の「良いところ」を見ていますか?
自分の「良いこと」を見つけて誉めましょう。
と、言うと、
「良いところがありません」
と、言う方がおられます。
本当にそうでしょうか?
いつも悪いところばかり見るクセがついているのか?
謙遜することがクセになっているだけなのか?
では、他の人のことならどうでしょう。
他の人の「良いところ」を見ていますか?
他の人のことを謙遜して言うことはないですので、
他の人の良いところを見ているかどうかで、
ものの見方のクセがわかりますね。
もし、
他の人の「良いところ」も見つけられないとすれば…、
一度、「物事の捉え方」を真剣に考え直してみませんか?
物事には、どんな場合でも表と裏の両面があります。
片側から見ると「良いこと」でも、
反対側から見ると「良くないこと」になるのです。
極端な例になりますが、
引退されたレスリングの吉田沙保里選手は、
オリンピックで勝ってばかりいたので、
「負けた側の気持ち」がわからなかったけれど、
リオオリンピックの決勝戦で負けて表彰台の2段目に立った時、
「私に負けた人はこんな気持ちだったんだ…」
ということがわかって良かったと言っておられました。
私たちは、
負ける = 良くないこと
と捉えがちですが、
負ける = 負けた人の気持ちがわかる = 良いこと
という捉え方ができるのですね。
逆に、
勝つ = 良いこと
ではなく、
いつも勝っている = 負けた人の気持ちがわからない = 良くないこと
という捉え方もできるわけです。
なので、物事の「良くない面」ばかりが目に付くという人は、
まず「捉え方」を変えて、
他人の「良いところ」を見つけてみましょう。
そうすることで、周りの人との関係性が良くなってくる上に、
自分に対する「捉え方」も変わってきますので、
自分の「良いところ」も見つけられるようになります。
自分の「良いところ」を見るようになると、
自分との関係性も良くなってきます。
それが、自信につながります。