メンタルが変わると実力が出る!
それを目の当たりにしました。
フィギュアスケートの世界選手権男子フリーは、
羽生結弦選手とネーサン・チェン選手の、
歴史に残る名勝負となりました。
勝ったのはネイサン・チェン選手。
正直、昨年までのチェン選手は、
『技術的には優れているものの、ここ一番でミスが多い選手』
という印象でした。
5種類の4回転ジャンプを跳べる選手として早くから注目されていたものの、
平昌オリンピックではSPでミスを連発しメダルに届きませんでした。
なので、
本当に失礼な話ですが羽生選手が逆転すると思っていました。
ところが!
今回はまったく違いました!
顔つきも昨年までの少し不安そうな顔とは全然違い、
自信に満ち溢れた顔をしていました。
技術はもともと高かったわけですから、
メンタル面が変わったとしか考えられないのです。
羽生選手は11月に右足首を負傷し約4か月ぶりの復帰戦。
ショートは冒頭の4回転サルコウを失敗して3位と出遅れました。
そこから巻き返したのはさすがです!
フリーはほぼ完璧。
総合点で300点を越える点数を叩き出し、
一躍トップに躍り出て、
ネイサン・チェン選手にプレッシャーをかけました。
が、
チェン選手のメンタルもまた強かったのです!
リンク全体が羽生選手の演技に沸いた完全アウェイの空気の中、
ほぼ完璧な演技で今季世界最高点。
総合点で羽生選手に22.45点の大差をつけて優勝しました!
羽生選手が、
「自分が完璧な演技をしたとしても勝てなかった」
というぐらいの高い技術と芸術性を誇るチェン選手。
どれほどの練習をしたのか、
どんなメンタルトレーニングをしたのか、
とても興味のあるところです。
メンタルが変わると実力が発揮できるのです。
そう、あなたも変わります。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。