「集中しすぎていて、5時間と聞いてちょっとびっくりした。
直後は5時間を感じなかった。」
こんなことを言える人っているんですね。
アーティストや研究者ならば、ありそうな気がします。
じっとしていて集中する場合が多いからです。
でも、スポーツ選手が試合をしていて5時間を感じないって!?
どれだけ集中力と体力があるのでしょうか。
テニスの錦織選手が、
全豪オープンで5時間5分の死闘を制し逆転勝ちしました。
おめでとうございます!
そして、
本当にお疲れさまでした!
相手は初対戦のカレノブスタ選手。
錦織選手は少し調子が悪く、
第1セット、第2セットを落としてしまいました。
それでも第3セットと第4セットを取り返せるのが錦織選手。
粘り強さが信条です。
フルセットに突入しました。
その第5セットも6-6でタイブレークに。
錦織が5-8まで追い詰められた時にアクシデントが発生しました。
カレノブスタ選手のショットがライン際の微妙な位置に落ち、
線審がアウトコール。
カレノブスタ選手はチャレンジを要求し、判定はインに。
ところが、そのインのボールは錦織選手が返球し、
相手コートにインしていたので、
そのまま錦織選手にポイントが入りました。
カレノブスタ選手は主審にプレーのやり直しを求めて猛抗議。
「『アウト』と言われなければ球を追いかけた」と。
主審は彼の要求を退けそのまま試合は続行されました。
荒れるカレノブスタ選手と、黙って集中する錦織選手。
ここが勝敗の分かれ目になりました。
錦織選手が5ポイントを連取して逆転勝利をつかみました。
試合後のインタビューで錦織選手は、
「集中しすぎていて、5時間と聞いてちょっとびっくりした。
直後は5時間を感じなかった。」
と、話しました。
どんな状況になっても諦めることなく、切れることもなく、
ただ目の前のボールに集中する。
言うのは簡単ですが難しいことです。
しかも、5時間です。
いつ終わるかもわからないまま、集中し続けるんです。
日頃の練習の時から、いつも集中して取り組んでいるのでしょうね。
試合で急にやろうとしてもできることではないです。
錦織選手の集中力と忍耐力・自己コントロール力。
素晴らしいですね!
自分の場合に置き換えるとするならば、
このことから何を学び、何をやりますか?
考えてみましょう。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。