こんないいものがあるよ!
みんなでやってみようよ!
と、周りの人に提案した時、
「それは~だからダメだよ」
「△△だから無理だよ」
と、「できない理由」を並べる人、いませんか?
そんな時は、
「あなたはどうしたいですか?」
と、尋ねてみましょう。
人は、何かに立ち向かうことから逃げる時に、
できない理由を探します。
「~だからできない」
「~だから無理だ」
「リスクが高い」
でも、それは単なる「理屈」であることが多いのです。
自分の本心は隠しているわけです。
相手の本音を探って対処法を考えていきましょう。
1. うまくいかなかったときのための「言い訳」
本当は「やりたい」と思っているにもかかわらず、
「できない理由」を並べ立てる人は、
うまくいかなかったときの「言い訳」を言っているだけです。
過去に何かで失敗して怒られたとか、
うまくやる「自信」がないとか、
「言い訳」をする原因があります。
なので、その原因を取り除いていくことが必要ですね。
「失敗しても何もリスクはないですよ」
「うまくいかなくてもいいじゃないですか。」
「チャレンジすることが大事なんです」
などの言葉かけをしてみましょう。
「失敗しても大丈夫」
と、思えると、人は気軽に挑戦できます。
どうすればうまくいくか、一緒に考えて小さな行動を積み重ねれば、
徐々に自信がついて失敗を怖がらなくなります。
寄り添っていきましょう。
2.自分の本心を隠すため
正直に「やりたくない」と言えばいいのに、
「できない理由」を並べ立てる人は、
自分の本音を隠したいわけですね。
「やりたくない」のに「やりたくない」と言わないのは、
感情で動くような人間だと思われてはいけないという恐れがあるのです。
「自分は感情で動くような人間ではない」
「やりたくなくても、正しいことはやるべきだ」
「しかし、これはできない理由があるのだからやるべきではない」
という理屈です。
もしくは、
「どうせ失敗するからやりたくない」
と思っているか。
こういう人は、実はやりたいのに「マイナス思考」にとらわれています。
過去の失敗体験から抜けられていないのです。
そこに向かって、
「あなたは本当はどうしたいのですか?」
と、問いかけると、なかなか本音が出てきません。
「やりたくない」とは言えませんし、
「どうせ失敗する」と言うと、マイナス思考がバレてしまいます。
黙ってしまうんです。
本音が出てきたら、
「本当の気持ちを言ってくれて、ありがとう」
「あなたのお気持ちはわかりました。」
「どうすればうまくいくか、一緒に考えてみませんか?」
ここからがスタートです。
3.とりあえず「否定」から入っておく習慣
自分の本音がどうかよくわからないままに、
とりあえず否定する人もいます。
まずは否定して予防線を張っておくわけです。
うまくいかなかったときに、
「だから、言っただろう。うまくいかないって。」
と、言いたいわけです。
外に対しては否定した振りをして、自分の中では「態度保留」です。
やりたいのかやりたくないのか、
本音がわからない。
あるいは、
本音に気づいていないとか、
「本音」の重要性を感じていないとか。
常に頭で物を考えていて、感情に目を向けていない人は、
「自分の本音」を考える習慣がありません。
そういう人にとって大事なのは「理屈」なので、
「本音」を必要だとも重要だとも思っていないのです。
「本音なんかわからない」
「どっちでもいいだろう」
「ダメなものはダメなんだ」
みたいなことを言われるかもしれません。
が、
本音に迫れば「やりたい」のかもしれないのです。
考える糸口はありそうですね。
まとめ
「できない理由」を並べる人には、本音を尋ねる質問をしてみましょう。
何のために「できない理由」を並べているのかが見えてきます。
(1)うまくいかなかったときのための「言い訳」
(2)自分の本心を隠すため
(3)とりあえず「否定」から入っておく習慣
本音に迫ると対処がしやすくなります。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。