「百聞は一見に如かず」
ということわざがあります。
一度は聞いたことがありますよね。
2000年前に中国で書かれた書物に出てきます。
何度くり返し聞いても、一度でも実際に見ることには及ばない。
何事も自分の目で確かめてみるべきだという教えです。
本当にそのとおりですね。
聞いても聞いてもわからなかったことが、
一度見てみただけで、
「こういうことだったのか!?」
というのが即座にわかったりします。
視覚からの情報は侮れません。
実は、
このことわざには続きがいろいろあるのです。
「百見は一考に如かず」
百回見るよりは自分で考えてみるべきだという教えです。
自分自身で考えることは、その後の行動の変革につながりますね。
「百考は一行に如かず」
百回考えるよりは、一回でも行動するべきだという教えです。
考えてばかりいても何も変わらない。
行動しようということです。
もちろん、そのとおりですね。
「百見は一行に如かず」
百回見るよりは、一回でも行動するべきだという教えです。
先に述べた2つが合体しています。
百回見るよりは、(自分で考えて)一回でも行動しよう。
ということです。
これら、続きの話は中国の書物には載っていなくて、
後から作られた話のようです。
でも、
どれも素晴らしい考え方ですね。
どれかが正しくてどれかが間違っているというようなものではなく、
その人その人の状況に合わせて、
いろいろな方が考えて作られたのではないでしょうか。
私も考えてみました。
何度も何度も練習して、
当日のリハーサルもして、
あらゆることを予測して準備して臨んだのに、
それでもうまくいかないことがあった。
それは、「経験が足りない」ということです。
「やってみて初めてわかること」
というのは必ずあります。
「百見は一行に如かず」
いかがでしょうか?
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。