「決めたことが期限内に終わらない」
「やるべきことをズルズルと後ろに延ばしてしまう」
あなたはこんな悩みを持っていませんか?
決めた期限までに決めたことを終わらせる
というのは、目標達成の基本でもあります。
「時間との闘い」をどう制するか。
「中身の質との闘い」をどう制するか。
「自分の心との闘い」をどう制するか。
これを考えます。
期限のある目標を決めていて、
やるべきことが明確であるにもかかわらず達成できないというのは、
行動のスケジューリングに問題があるか、
目標と計画の内容に問題があるか、
計画はできたのに行動が伴っていないか、
のいずれかです。
問題の本質がどこにあるかを探り、その本質を解決していきましょう。
1. 時間を制するための逆算思考
期日があるということは、その日、もしくは前日までに終わらせることが大前提になります。
そのようなスケジュールが立てられているでしょうか?
何となく毎日やっていたら最後になって時間が足りなくなってしまった。
というのは、逆算ができていないのです。
〇月〇日までに~を終わらせる。
そのために、
〇月〇日から~に取り組む。
そのために、
〇月〇日までに~を終わらせておく。
このような計画の立て方をすることが大事です。
そのような計画を立てるためには、
何をするのにどれだけの時間(期間)がかかるかを予め知っておくことも必要ですね。
そのためには経験が必要です。
試しに少しやってみるとか、できている人に聞いてみるなどして、
かかる時間の概略がわかった上で計画を立てることが、スケジューリングのコツです。
2.中身の質を上げるための予測と準備
期日までに決めた行動をしているが、結果が不完全。達成できていない。
例えば、
期限内に提案書や課題をやり終えるが、内容がよくないと言われる。
練習はすべてこなしたが、記録が出ない。
というような場合です。
自分としては行動もしているし期限内にもできたつもりでいる。
が、
それをジャッジする相手がいてダメ出しされるとか、
何かの基準に照らし合わせて質が低いので、結果的に期限内に完了したことにならない。
というような場合です。
こういう場合は、「質」を確認するタスクを入れるべきです。
「設定した目標がそもそも高すぎて計画した内容では追いつかない」
ということもあるからです。
逆算して立てる計画の中に、報告や確認の時間を取りましょう。
基本は3回。
① 目標を設定し計画を立てた直後
立てた目標と計画は妥当か。足りない要素はないか。
② 途中経過の報告と、その後の進め方の確認
途中までやってきたことはOKか。今後の進め方は妥当か。
③ 期日の前日に最終結果の確認
最終的なできあがりはOKか。修正すべき点はどこか。
一人でやろうとせずに、コーチや仲間に支援してもらうことも大事です。
3.心を制するための目的思考
「やるべきことはわかっている」
「逆算して万全の計画が立てられている」
にもかかわらず、自分自身が「行動できない」という場合もあります。
これは、立てた目標の本質にかかわることです。
そこまで計画しても尚「行動できない」のであれば、目的を思い出す必要があります。
「そもそも何のために自分はこれをやろうとしているのか?」
ここがあやふやだと計画しても行動できないことにつながります。
要は、
「本当はやりたくない」
という気持ちが隠れているということです。
自分自身の中に明確なモチベーションがあれば、自然と動けます。
というより動いてしまうのです。
明確な動機があるにもかかわらず行動できないとすれば、
ホメオスタシス(恒常性維持システム)が働いているのかもしれません。
「今のままでいよう」とする力です。
この場合は、少しずつ少しずつ動いて、慣らしていく必要があります。
「意思が弱い」とか「行動力がない」という一言で片づけるのではなく、
自分をしっかり見て自分に気づき、適切な対策を講じることで「自分を変える」ことができるのです。
まとめ
「決めたことが期日までにできない」ことにも原因はいろいろあります。
「意思が弱い」とか「行動力がない」など、自分の資質のせいにするのではなく、本質を見極めて改善していきましょう。
(1)時間を制するための逆算思考
(2)中身の質を上げるための予測と準備
(3)心を制するための目的思考
ぜひ身につけて、「決めたことが期日までに必ずできる人」になってくださいね。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。