自分の心をコントロールできていますか?。
「心」とか「メンタル」というと、
どうしても闘争心とか、勝利意欲とか、忍耐力とか、
「強さ」をイメージするものを連想します。
でも、
「心」ってそういうものだけではないですね。
「強さ」「弱さ」とはまた違う、
調整とか統制とか制御とか…、
自分の心を整える力もメンタルの要素です。
ちょっとイメージしてみてください。
例えばゴルフ。
例えばフィギュア・スケート。
例えば体操競技。
対戦競技や格闘系競技とは違って、一人ずつ別々にプレーをします。
他人ではなく自分との闘いです。
自分の心をコントロールできるかどうかが勝負ですね。
目次
1.自分にできることに集中する
今、自分にできることに集中することが大事です。
他人はコントロールできません。
済んだこともコントロールできません。
天候や環境もコントロールできません。
にもかかわらず、コントロールできないことにとらわれて、普段の力を発揮できない人が多いのです。
1-1 切り捨てルーティンで切り捨てる
切り捨てルーティンを決め、他人の結果や自分の「済んだ結果」をバサッと切り捨てましょう。
普段から取り入れて、目の前にある自分のことだけに集中する練習をするのです。
1-2 悪条件を想定して練習する
屋外での競技の場合、天候や気温は自分でコントロールできないので、練習しておく必要があります。
雨の想定、寒さの想定、暑さの想定…敢えてそういう中で練習して慣れておくといいでしょう。
また、当日の持ち物もあらゆる想定をして準備しておくと安心してプレーできますね。
1-3 厳しい状況を想定して練習する
本番ではあらゆる状況が想定されます。
失敗したら予選落ちだ。
この技を決めなければ勝てない。
目の前のことに集中すればいいとはいえ、プレッシャーはかかってきます。
普段から、その状況を想定して練習しておくのは「自分にできること」なのです。
2.できるイメージをしっかり作る
自分の最高のパフォーマンスのイメージを頭の中と身体にしみ込ませます。
脳は、実際のこととイメージの中のことを区別できません。
イメージの中で起こったことも、実際の経験として無意識の中に残っていきます。
2-1 五感をフル活用して最高のイメージを体感する
朝起きてすぐ、夜寝る前など、現実と夢の境目にいるときは無意識の領域に入りやすいと言われています。
そのタイミングで五感をフル活用して最高のイメージを描きましょう。
身体を使った練習は、やりすぎると疲れがたまったり怪我をしたりしますが、イメージトレーニングをたくさんやってもそんな心配はありません。
気持ちよく何度も「いいイメージ」を作ってくださいね。
2-2 本番ではイメージをなぞる
本番の大事な場面で「失敗したらどうしよう」と弱気になるのは、実力発揮の妨げになります。
「絶対に成功させる」という気持ちを持って、イメージをなぞるつもりでプレイしましょう。
いつものイメージどおりに身体が動きます。
3.呼吸と心拍数を整える
「心」をコントロールするためにいろいろな準備をしても、やはり緊張はしますね。
緊張すると、呼吸が浅く速くなり、心拍数が上がります。
呼吸は意識して整えることができますから、呼吸を整えて落ち着くよう練習しておきましょう。
ポイントは、まず吐き切ること。
吐き切ったら横隔膜を下げ、肋骨を拡げるつもりで大きく吸います。
しっかり吸ったら細く長く鼻から吐きましょう。
ゆっくり呼吸することで気持ちがゆったりすることを感じてくださいね。
まとめ
自分の心をコントロールするために大事なことをまとめてみました。
(1)自分にできることに集中する
(2)できるイメージをしっかり作る
(3)呼吸と心拍数を整える
トレーニングすればコントロールできるようになります。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。