「イメージの作り方がわからない」
「どうやって成功のイメージを作るの?」
「どんな感じなのか想像できない」
成功のイメージや勝利のイメージを先に作り、
それを身体にしみ込ませてから本番に臨む。
頭ではわかっていてもいざ描くとなると、
どうすればいいのかわからないですよね。
今日は、どうすればイメージが描きやすいかのお話です。
頭でなかなか描けないのであれば書き出してみましょう。
「書く」という作業は、まず考えてから文字に表します。
考えていないことは書けないのです。
また、普段考えていないようなことが、書いているうちに頭に次々と浮かんでくることもあります。
書くことで脳内から湧き出してくる感じになります。
脳は過去も現在も未来も区別することができません。
なので、頭で考えているだけのことでも現実に起こっているかのように錯覚し、どんどん幸せな気分になってきます。
書いていて「目標を達成できて幸せ♪」と感じられたら、
脳はもうその状態を「当たり前」だと思い始めるのです。
今日はこの仕組みを上手に利用して、成功のイメージを書いて描いていきましょう。
1.絶対にできる小さな目標をひとつ設定する
まだ達成したことのない目標の達成イメージは描きにくくても、簡単にできることならイメージしやすいですね。
例えば、
「今日の午後、お気に入りのカフェに行って、大好きなケーキを食べながらコーヒーを飲む」
という目標を立てたとしましょう。
これならあなたがその気になって動きさえすれば、必ず達成できそうですね。
「こんなの目標じゃない!」
と言う方もいるかもしれませんが、たったこれだけのことでも、
・いつ行くか?
・どこのカフェに行くのか?
を決め、
・どんな方法で行くのか?
を決めてそこに足を運び、
・どのケーキを選ぶのか?
・どのコーヒーを選ぶのか?
を決めて初めて実現する訳です。
「いつか行こう」「また今度行こう」
と思っているだけでは実現しないのです。
2.目標を達成する様子を付箋にひとつずつ書き出す
いきなり文章を書こうとすると、文章に苦手意識がある場合、手が止まってしまうことがあります。
付箋にひとつひとつ箇条書きなら文章のうまい・ヘタは関係ありませんね。
後で並べ替えればいいわけですから、思いつくままに付箋に書いてみましょう。
・『〇〇〇』というカフェに行く
・電車に乗って行く
・ケーキは『△△△△△』にする
・やっぱりケーキは『□□□□□□』にする
・席は窓際のあの席にする
・窓から~が見える
・コーヒーは『◇◇◇◇』
等々です。
目に見える様子は細かい色のことや明るさなども入れるといいですね。
聞こえてくる音楽や人の話声、店員さんの言葉、
コーヒーの香り、ケーキの甘い香り、
そして味・舌触り・手触り等、思いつく限りのことを言葉にしてみましょう。
3.感情を付箋に書き出す
ここは大事なところです。
様子を書くだけでなく、自分の感じることをそのままストレートに書くことが、いいイメージトレーニングにつながります。
・家を出る前の気持ちは?
・カフェまでの道のりでどんな感情を持っていたか。ワクワク?嬉しい?
・ケーキを選ぶ時の感情は?どれもみんな食べたい?お目当ては決まってる?どうな風に見える?
・席に座った時の感情は?
・ケーキとコーヒーが運ばれてきたときの気持ちは?
書きながらどんどん気持ちが高まってきて、「いますぐあのカフェに行きたい!」と思いはじめたらとてもいいですね。
4.付箋を並べ替えて文章化する
書いたものを並べ替えて文章化していきます。
・『〇〇〇』というカフェに行こうか
・お店のドアの前の様子を思い浮かべる
・コーヒーの香りがする
・ケーキの甘い香りもする
・大好きなレアチーズケーキを思い浮かべる
・濃厚なチーズの風味が口の中に拡がってくる気がする
・コーヒーを一口飲む
・程よい苦みが心地よい
・居ても立っても居られない。
・早く用意をして電車に乗ろう!
並べ替えながら、新たな感情が湧いてきたらまた付箋に書いて付け加えてもいいですね。
食べ終わった後の感情も付け加えましょう。
並べ替える過程で何度も達成の様子と感情を読み、
並べ替えたものを順番に読んでいくことで、
その場にいて実際にその体験をしているような気持ちになってきます。
脳が、まだ起こっていない「未来」のことを「現在」のことのように認識しているのです。
その気持ちのまま、付箋の中身をつなぎ合わせて文章として書いていきましょう。
「未来」のことを、まるで「過去」に起こったできごとを作文にするかのように書くと、それはもうすでに起こったことと「脳」が認識し始めます。
5.目標の内容を大きくして同じ作業をする
小さな目標を決め、達成して幸せな気分を味わうことができました。
あなたの脳内ではすでに過去に起こった出来事になっていますね。
今度は目標を少し大きくしましょう。
どこかに旅行に行ってみましょうか。
以前から行ってみたいと思っていた場所はありませんか?
思い付いたら先ほどと同じ作業です。
まだ行ったことがなくても大丈夫。
ネットで調べたり、本を探してきたりすれば、
好きなだけ疑似体験ができますね。
まずは簡単なこと、やりやすいことから始める。
できるようになったら少しレベルを上げていく。
スキルやフィジカルのトレーニングと同じことですね。
この繰り返しが大きな結果につながります。
あなたの今の目標がとても大きなものであるとしても、
「見たことないからイメージできない」
「達成する前から達成のイメージを創るなんてムリ」
とあきらめてしまうのではなく、
現地に行ってひとつひとつ見てみたらイメージできるかな?
実際に達成した人に聞いてみたらどうだろう?
と考えて、自分の方から近づいていきましょう。
成功が近づいてきます。
まとめ
成功のイメージを描くために、まずは書いてみましょう。
(1)絶対にできる小さな目標をひとつ設定する
(2)目標を達成する様子を付箋にひとつずつ書き出す
(3)感情を付箋に書き出す
(4)付箋を並べ替えて文章化する
(5)目標の内容を大きくして同じ作業をする
書くことでイメージできることを体感し、
簡単にできることから徐々に大きく広げていくことで
イメージも広げていけると体感してください。
イメージできることは形にできます。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。