いろいろな競技で試合が中止になり、
そうでない場合は無観客試合になっていますね。
仕方のないこととはいえ、スポーツ大好きの私は寂しさでいっぱいです。
無観客でも何とか試合ができる競技の人たちには、
他の競技の選手たちのことを思いやり、
試合ができることに感謝して臨んでほしいですね。
「観客がいないなんてイヤだな」
「やる気が出ないな」
ではなく、
「自分たちは試合ができて幸せだ」
「やっぱりいつもは応援から力をもらってるんだな」
「いつも応援してくれる人たちにも感謝しよう」
と考えてほしいと思います。
高校生の全国大会はほとんどの競技が中止。
選抜高校野球だけが無観客試合で開催することになりました。
これにはちょっとびっくりしましたが、
少し考えると訳がわかりました。
高校の大抵の競技連盟は、全国高等学校体育連盟(高体連)に属しています。
高体連が中止と決めるとその下部組織全部が中止になります。
ところが日本高等学校野球連盟は高体連に加盟していない別組織なので、
高体連の決定に従わなくていいわけです。
それぞれの競技連盟の考え方に任されていますから、当然のことなのです。
甲子園はテレビにも映りますし昔から大々的に宣伝されています。
でも高校生は野球だけが部活ではありません。
バレー部もバスケット部も剣道部も、
全国大会レベルとなればみんな高校生活のすべてをかけてやっています。
試合の結果が卒業後の進路にも大きく影響します。
試合そのものが中止になってしまったことで、
大きなショックを受けていることでしょう。
さらに、追い打ちをかけるような「一斉休校」ですから、
練習することすらできず、本当につらい毎日だと思います。
ただ、こんな時こそ「今できることは何か?」をとことん考えて、
自分にとってプラスになる行動をしてほしいですね。
狭いところに大勢集まっているとウイルス感染の危険がありますが、
広いところや一人であれば特に問題はありません。
自分一人でランニングをしてもかまわないわけですし、
公園でダッシュをしてもいいのです。
自宅にいなければならないのならスクワットや腹筋をしてもいいですね。
パソコンやスマホでトレーニングの仕方が動画で観られます。
また、ビデオで自分のフォームをチェックしたり、
他のチームの研究をしたり、一流選手の動きを研究したり、
普段はできないけれどこの機会にできることが山ほどあります。
こんな時だからこそできることは何か?
自分で考えて行動しましょう。
そういうことを自分で考えてできる人が、
将来的に一流選手になっていけるのです。
応援の力に感謝し、自立の力を育てましょう。