「気持ちの強い方が勝つ」
「攻める気持ちを持ち続ける」
「絶対に後ろに引かない」
どんな場面でも自分を信じて強気で前に出る。
逃げない。
攻める。
自分を信じられなくて、引いてばかりいたら、
そういう選手になってしまいます。
いつまでやっても「勝てる選手」になりません。
相手に勝つ前に、まず自分の弱さに打ち克つことが必要です。
これは、試合の場面、厳しい勝負の場面の話として語られがちですが、
普段の練習でも、さらに普段の生活の中でも、
心に留めて意識しておくべきことですね。
先日行われた卓球の全日本選手権。
男女共にシングルスの優勝者は十代の若手選手でした。
彼らの優勝インタビューの言葉が「勝つ選手」そのもの。
2人とも「自分が勝つ」という強い気持ちを持っていました。
自分より格上の相手に対して、
一歩も引かずに攻める強い覚悟が見えました。
男子は18歳の宇田幸矢選手。
大接戦の末、若き日本のエース張本智和選手(16歳)を下しましたね。
2人はかつてダブルスを組んだ仲間だそうです。
なのに年下の張本選手がどんどん自分より先に行ってしまう。
大きな大会で優勝する。
オリンピックの代表に選ばれる。
宇田選手にとっては辛い時期もあったと思います。
それでも自分を信じて努力を積み重ねてきたからこその結果ですね。
女子は19歳の早田ひな選手がもはやベテランの石川佳純選手を破りました。
準決勝ではダブルスで組んでいる同い年の伊藤美誠選手に勝利。
いつもの優しい顔とは違い、
「何が何でも私が勝つ」
という非情なまでの強い意思が顔に現れていました。
「今まで逃げていた部分で逃げない」
この覚悟が素晴らしいですね。
自分に克つことができました。
「逃げる」選択、「引く」選択ばかりしていると、
それが習慣になってしまいます。
意識して「前に出て勝負する」選択をしましょう。
競技のレベルが上がり、実力の差が縮まれば縮まるほど、
メンタルの要素が勝敗を左右することが多くなります。
思い通りのプレー、普段通りのプレーができない時でも、
相手に先行されて追いつくのが難しそうな場面でも、
絶体絶命まで追い詰められた時でも、
「何が何でも自分が勝つ」
と強い気持ちを持って逃げずに勝負しましょう。
スポーツだけではなく、仕事や生活でも同じことですね。
怖くても強気で「勝ち」を取りに行く。
まず自分に克つ。
それを続けた人が、勝つ人になれるのです。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。