うっかりしてミスをしてしまった!
その時あなたはどう考えますか?
「うわぁ、社長に怒られる!」
「私のせいじゃない。あの場合、仕方ない。」
「これぐらいのミスで良かった。もっと大きなミスだったら大変だ。」
「とにかくお客さんに謝ろう。それから対処法を考えよう。」
「どうすればこんなミスが起こらなくなるだろう?」
ミスは誰にでもあることです。
大事なのは、ミスをどう受け止め、その後どうするかということですね。
物事の捉え方にはクセがあります。
周りの人の関わり方や、子どもの頃から植え付けられてきた習慣もあります。
無意識にそうなっていることが多いので、
自分でそこに気づいて意識して変えていけばいいのです。
1. 他人軸を自分軸にする
「うわぁ、社長に怒られる!」
というのは、社長の目を常に意識しているということの現れですね。
「監督に怒られる」
「親に怒られる」
「先生に怒られる」
等々。
判断基準が誰かから「怒られるか、怒られないか?」になっていますね。
他人の軸で生きている証拠です。
怒られないならミスをしてもいいのでしょうか?
まず考えるべきなのは何なのか?
「とにかくお客さんに謝ろう。それから対処法を考えよう。」
のように、見るべき方向を見てくださいね。
自分の価値基準をもう一度見直し、
それに照らし合わせて自分軸で判断するように心がけてみましょう。
2.起こりうることを予測し他責を自責にする
「私のせいじゃない。あの場合、仕方ない。」
自分の身を守る意識が強いですね。
責任を他者や環境のせいにして自分の責任を回避しようとしています。
過去にミスを厳しく叱責されたことがあるのでしょうか。
ミスが起こったことよりも、私の責任であるかないかが大事。
責任を取りたくないために、失敗する可能性が高いことはやらないという選択をしがちです。
ミスはしないが挑戦もしない。
ですが、まったく何もしないというわけにはいかないのです。
物事を自分の責任だけでやれることはむしろ稀で、
他人の責任範囲や環境によるものは避けようがありません。
なので、
避けようのないミスがあることも予測した上で、
そこまで目配り心配りをする責任は自分にあるのです。
「これだけやったんだから、たとえ失敗したとしても悔いはない」
と言えるぐらいの予測と準備をし、
それでも起こってしまったミスは受け入れるしかないと腹をくくりましょう。
3.プラス面を見て未来志向
「これぐらいのミスで良かった。もっと大きなミスだったら大変だ。」
頭の切り替えが上手ですね。
もちろんミスはないに越したことはないですし、
謝るべき相手がいたら謝らなければならないのですが、
小さなミスで済んだことを喜べるのは素晴らしいです。
どんなことにもプラスの面とマイナスの面があるので、
マイナスと思える中にあるプラス面を捉える習慣を身につけておくことが大事ですね。
その上で、
「どうすればこんなミスが起こらなくなるだろう?」
と改善方法を考えるのがベストです。
小さな失敗を次の成功につなげる糧とする習慣を身につけていきましょう。
まとめ
ミスは誰にでもあることです。
大事なのは、ミスをどう捉え、どうプラスに転換するかということ。
(1)他人軸を自分軸にする
(2)起こりうることを予測し他責を自責にする
(3)プラス面を見て未来志向
思考が変われば自ずと結果も変わります。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。