負けから学ぶことは数多くあります。
勝ちに不思議の勝ちあれど、
負けに不思議の負けはなし。
と、いいますね。
野球の野村監督の言葉ではないですよ。
松浦静山の剣術書『剣談』の中の言葉です。
負けには必ず理由があるからそこから学べということです。
今日テレビで観た負けに感動しました。
負けはしたけれど、
確かに負けはしたけれど、
「よくぞここまで凌いだ」
と、選手を誉めたい負けでした。
素人の私が見ても、明らかに相手のチームの技術が高く攻撃的で、
シュートを24本も打たれていました。
でも、それを凌いで凌いで0点に抑えていたのです。
その集中力と忍耐力に感激して思わず感情移入してしまい、
「なんとかこのまま凌ぎ切って欲しい!」
と、祈るような気持ちで観ていました。
全国高校サッカー選手権準決勝。
静岡学園高校vs矢板中央高校。
後半アディショナルタイムの残り1分程度のところで、
矢板中央がペナルティエリア内でファウル。
静岡学園がPKを決めて1-0で勝ち、決勝進出を決めました。
勝ちに不思議の勝ちあれど、
負けに不思議の負けはなし。
負けには理由があるのです。
相手の方が上手かったから、強かったから負けたのでしょう。
勝つためには練習してギャップを埋めるしかありません。
ただ、
負けたチームの選手たちはこの負けから多くを学んだと確信します。
一瞬のできごとが勝敗を分ける!と学んだか、
この悔しさを絶対に忘れない!と心に刻んだか、
あと少しだった。やればできる!と学んだか、
もっと練習してあいつらよりうまくなるぞ!と心に決めたのか。
いずれにしても、勝つことだけがすべてではなく、
チャレンジしたことから何を学ぶかが重要なのです。
今日観た負けから多くのことを学ばせていただきました。
ありがとう。
嬉しくなりました。