東京オリンピックのマラソンと競歩を札幌で行うことに決定したとか。
まだ半信半疑です。
東京開催が決まった瞬間から、選手はそこに向けての準備を始めます。
「暑いから嫌だ」
なんて、選手は言わないです。
「暑さ対策をして臨もう」
と、考えるのです。
何が何でも出場したいし、メダルを取りたいですから、
東京でマラソンをするつもりで練習してきています。
身体に悪い、選手生命にかかわる、そんな意見があるとしても、
選手は決まったことに対して文句を言いません。
あたりまえです。
選手はいつもそうなのです。
暑くても、寒くても、雨が降っても、
与えられた環境の中で、決まったルールの中で、
その日その時最高のパフォーマンスをしたものが優勝するのです。
自分だけが悪条件なのではない。
相手にとっても悪条件は同じ。
ならば、そのつもりで準備と対策をした者が勝ち。
強い者が勝つのではなく、勝ったものが強い。
スポーツとはそういうものなのです。
そういうメンタルを持った人の戦いなのです。
それだけに、今回の突然の変更は酷ですね。
決まってしまったら、選手は新たな対策を講じるしかありません。
「札幌だったら出ない」
なんていう訳がないですし、
「札幌でやったら勝てない」
とも言わないでしょう。
どんなに理不尽であったとしても、戸惑いながらであったとしても、
選手は出場したいのです。
勝ちたいのです。
ならば、決まったらやるしかないのです。
そもそも最初からアスリートファーストではなかったんです。
日本で開催する。
東京で開催する。
その部分では日本のアスリートは喜びました。
そのために一度は引退したけれど復帰したという選手もいます。
でも、組織委員会も東京都も、
選手たちのことを本気で考えているようには見えませんでした。
8月の暑さの、外でやる競技はすべて過酷な戦いになります。
「本当に大丈夫なのか?」
最初から 半信半疑でした。
そして、今回の開催場所変更。
またまた「本当に変更できるのか?」
半信半疑です。
でも、決まったらやるしかないのです。
もし開催できなかったら一番迷惑するのは選手たちなのですから。
選手たちに少しでも気持ちよく走っていただけるよう、
「どうすれば限られた時間の中で開催できるか」
を考えて実行するしかありません。
選手のために、ベストを尽くしていただきたいと思います。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。