長かったラグビーワールドカップもいよいよ終わりが近づいてきました。
日本代表はベスト4には残れなかったものの、
テレビでひっぱりだこですね。
多くの選手がインタビューを受けていますが、どの選手からも
「日本のため、ラグビーのため、チームのため」
という言葉が聞かれました。
「~のために」つまり、「目的」がはっきりしているのです。
チームの皆が同じ言葉で語っているということは、
日本代表として合宿をする中で、
何度も何度も話し合いをしたのだろうと思います。
「何のためにこんなに苦しい練習をしているんだろう?」
「何のためにこれほどの犠牲を払うのだろう?」
疑問が湧きますよね。
考えて、考えて、考えながらやってきたのでしょう。
プレーの奥の見えないところにあった彼らの思い、
それこそがあのパフォーマンスを導き、
その見えない思いが感動を生んだのではないかと思います。
日本代表の活躍のおかげで、
「ラグビーってこんなに面白いんだ!」
「ラクビー選手ってこんなに素晴らしい人たちなんだ!」
ということが発見できました。
チームの目的が明確で、全員がそれをしっかりと心に刻み込んでいる。
チームの目標が明確で、全員がその達成を信じている。
組織の「お手本」のようなチームでした。
自分のチームや自分の会社に置き換えて考えてみた人も多かったと思います。
選手の方たちは、代表戦が終わってからも、
「この熱が冷めないうちに」と、
ラグビーの普及・発展のためにあちらこちらで代表の経験を話し、
「子供たちにもっとラグビーをして欲しい」
「若いラグビー選手たちに本気で日本代表を目指して欲しい」
そんな「思い」を語っておられます。
One for All
一人は全員のために、
All for One
全員は「一つの目標」のために、
その精神から、たくさんのことを学ばせていただいた私たちは、
「感動した」「いいことに気づいた」で終わることなく、
その「感動」と「気付き」をどう自分に活かしていくかを考えたいところです。
「思い」を「形」にすることで未来が変わるのです。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。