スポーツの世界には、時として経験に頼った根拠のない常識が存在します。
そういうものをひとつひとつちゃんと見直して、
「科学的根拠はあるのか?」
と、考え直して、行動を変えてみた結果が、
鳥取県代表 米子東高校の春夏連続の甲子園出場です。
先日から始まった夏の甲子園。
春の選抜大会に続き、鳥取県随一の進学校の米子東高校が出場しました。
智弁和歌山に負けはしましたが、5回までは0-1とほぼ互角の戦い。
米子東の紙本監督は、短い時間で最大限の効果のある練習をするべく、
原田式メンタルトレーニングを取り入れておられます。
この監督の言われた言葉がこれ。
「常識とされていたことを一から見直してきました。」
例えば、私が高校生ぐらいの頃までは、
「運動中に水を飲むと余計に疲れるから、水を飲んではいけない。」
ということになっていました。
今、そんなことをいう人は誰もいません。
スポーツ中は水分を補給するのが当たり前ですよね。
科学的根拠のない経験論だけに由来する誤った常識が、
今もあるかもしれないということです。
すばらしい監督ですね。
単なる思い込みから来る常識もありますね。
「進学校が甲子園になんて出られるはずがない。」
「練習時間が短すぎて私学に勝てるわけがない。」
「部員が20人もいないのに100人もいる層の厚い学校に勝てない。」
「公立高校には複数投手なんて無理だ。」
実は、私の地元兵庫県でも、
今回の兵庫県大会では公立高校が活躍していました。
米子東高校の活躍が全国の公立高校の野球部に勇気を与えていることは、
間違いない事実です。
誰かが常識を疑って見直して行動してみることで、
今までの常識が実は間違っているのではないかと考える人が増えるのです。
あなたのやっているスポーツにも、根拠のない常識が存在しませんか?
ひとつひとつの常識を疑ってみましたか?
自分の頭で考え直してみましたか?
常識を疑って、一から見直してみて、
自分の力を最大限に発揮できる方法を探してみましょう。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。