思うような結果が出ない時、
環境や他人のせいにしてしまうことがありませんか?
設備が悪い。
時間が足りない。
監督が悪い。
コーチのやり方が悪い。
アイツがヘタだ。
・・・・・・。
本当にそのせいで結果が出ないのでしょうか?
「良い」「悪い」「足りない」「ヘタ」などを口にする時、
人は無意識に何かと比較しています。
~と比べて、良い。
~と比べて、悪い。
これは、オンラインで商品の口コミを見ていても感じる事です。
同じ商品に対して「良い」という人と「悪い」という人の両方がいます。
まったく同じものに対して、ある人は絶賛し、ある人は罵倒する。
その人の「基準」となる何かと比較しているのですね。
なので、客観的な意見ではなくその人の主観的な見解と思って見ています。
4回オリンピックに出場し、4個のメダルを獲得した競泳の松田丈志選手は、
「ビニールハウスのヒーロー」と呼ばれていました。
何故でしょう?
彼が高校卒業まで通っていたスイミングクラブが、
プールをビニールハウスで囲っただけの簡易なものだったからです。
都会にある立派な設備のスイミングクラブと比較すると、
決して「良い」とは言えない設備・環境ですね。
それでも日本選手権で活躍し、日本代表としてオリンピックに出場しました。
他人から見て、設備は良くない。むしろ、悪い。
けれど、結果は出している。
松田選手ご本人はその環境をどう思っていたのでしょうか?
プールがなければ泳げませんから、
「そこにプールがある」
というだけで『いい環境』だと思っていたのかもしれませんね。
結果が出ないことを環境や他人のせいにしてしまいそうになったら、
一度見方を変えてみましょう。
良いとは言えなくても設備があることに感謝してみる。
時間は本当に足りないのか。
自分の時間の使い方にムダがあるのではないか。
監督が悪いのか。
監督の言うことを理解できない自分に問題があるのではないか。
コーチのやり方が悪いのか。
練習に身が入らない自分に非はないか。
アイツがヘタなのか。
アイツを活かせない自分がヘタなのか。
100%自分が悪いと思いなさいとは言いません。
いろいろなケースがあし、いろんな人がいると思います。
でも、自分にも変えられるところがあるかもしれないと考える。
まず自分が変わってみる。
そこからスタートしてみると、何かが変わるかもしれません。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。