成功のイメージを作る。
これはとても大事なことです。
フィギュアスケートのNHK杯で優勝した紀平梨花選手。
前日のショートプログラム5位からの大逆転です。
ショートプログラムの後の彼女のコメントで注目したのは、
「成功のイメージが足りなかった」
という言葉。
夜の間に、好調だった時と失敗したショートプログラムの映像を見比べて、
踏み切りのタイミングなどをイメージ。
成功する感覚を体に覚えさせ、フリーには万全の状態で臨んだそうです。
成功をイメージし、それを身体に覚えさせる。
あらゆることに通じる成功法則ですね。
紀平選手はトリプルアクセルの跳べるジャンプの申し子。
スケート界期待のホープです。
前日までは80%成功していたジャンプが、
ショートの前の午前の練習で成功率が落ち、
「不安が出てしまった」
とのこと。
でも、自分の課題がちゃんとわかっているところが素晴らしいです。
翌日のフリーまでに成功のイメージを完全に作り上げました。
普段からイメージを重視しているからできることだと思います。
また、
転倒後にしっかり立て直しているところも見逃せません。
「こけた直後からは絶対に揃えるぞって気持ち。
いつもなら焦ったけど、焦らずできたのは成長」
失敗した後、集中力が切れてしまう選手もいますが、
そこから持ちこたえるメンタルがすごいですね。
フリーではトリプルアクセルを2度決めました。
イメージトレーニングは、新しいことを覚える際には特に有効です。
まず、うまくいっている人のやり方を目の前で観たり、
ビデオなどで繰り返し観たりして、
「うまくできている人は、こうやっている」
というのを、自分の中にイメージとして刷り込んでいきます。
体操競技の技にしても、
テニスのサーブにしても、
ゴルフのスウィングにしても、
みんな同じです。
〇〇選手と同じぐらいカッコよく、
自分がやっているイメージを作るのです。
できたイメージを持ちながら自分でやってみると、
何が違うか、どこがうまくいっていないかが比較しやすいので、
早く上達します。
周りにいる人に賞賛されている様子も想像しながら、
ノリノリでイメージしてくださいね。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。