「連覇と言うのは本当に難しい。
それまで追う者の立場だったのが、いきなり追われる者になる。
プレッシャーも強い。
また、一度優勝すると自分たちは強いという驕りも出る。」
全日本大学女子駅伝で初の2連覇を達成した、
名城大学の米田監督の言葉です。
このお話、全部メンタルに関する話です。
「練習のやり方」の話は入っていませんね。
つまり、
連覇はメンタル面が一番難しいのですね。
連覇を狙った経験のある方だからこその言葉です。
名城大学は2005年に初優勝。
翌年、連覇を狙いましたが敗れました。
連覇ができなかったことで、
指導法を1から見直されたのだそうです。
素晴らしいですね。
すぐに気づいて改善されるというのは、
できそうでなかなかできることではありません。
もともとは管理重視の指導法だったそうです。
練習メニューも食事も体重も、
すべて監督が決めて管理していたとか。
「俺の言うとおりにしろ!」
みたいな感じだったそうです。
連覇を逃してから、それを180度転換して、
選手の自主性を重んじる指導法に変えられました。
監督に言われるままにやる選手を育てるのではなく、
主体的にやる気を持って練習し、
日々の生活も自己管理する、
自立した選手を育てていこうと。
素晴らしい!
ところが、
切り替えたもののなかなか思うようには結果を出せず、
成績が低迷しシード落ちしたこともありました。
悩まれたでしょうね。
周りの人からもいろいろ言われたのではないでしょうか。
それでも、
曲げずに貫いていかれた監督ご自身のメンタルが素晴らしいです!
そして、
昨年(2017年)、ようやく指導法と選手の気持ちがかみ合って、
12年ぶりに優勝!
今年は満を持して連覇を狙いにいきました。
狙い通りに2連覇!
素晴らしいチーム作りですね。
「連覇と言うのは本当に難しい。
それまで追う者の立場だったのが、いきなり追われる者になる。
プレッシャーも強い。
また、一度優勝すると自分たちは強いという驕りも出る。」
トップレベルの選手を育てておられる方は、
やはりメンタルを重視しておられるのです。
ならば自分も!
と、思われませんか?
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。