「試合で普段通りのプレーができない」
「大事なところでビビッてしまう」
「自分はメンタルが弱い」
こういう意識を持っている場合、そう思っている時点でもう「負け」が始まっています。脳にそう刷り込んでしまっている訳ですからね。
どんなに練習したとしても、こんなことを考えながらプレーしていたのでは、残念な結果になることが多いでしょう。
パフォーマンス = 何を × どんな気持ちで
なのです。
「どんな気持ちで」の部分を変えていく必要があります。
脳にはいい刷り込みをしましょう。
たとえ技術的には劣っていても、
「試合でも普段通りのプレーができる」
「大事なところで思い切ったプレーができる」
「自分はメンタルが強い」
という意識でいる選手は試合をする度に伸びていきます。
実力は大したことないのに、「ここ一番に強い選手」っていますよね。
できればあなた自身がそうなりましょう。
もちろん、実力もありここ一番にも強ければ最高です。
1.練習の時に試合と同じぐらいのプレッシャーをかける
例えば、バレーボールやテニス、卓球などは、サーブの練習がありますね。自分の側から攻撃を仕掛けていけるのですから、どの競技においてもサーブはとても重要です。
サーブ練習を、
「この1本で勝負が決まる」
ぐらいの緊張感でやっていますか?
漫然と20本、30本と続けて打つのではなく、一本一本に集中して大切に打ちましょう。
野球でも同じですね。
9回の裏1点差で追いかけている状態ですでにツーアウト。
ランナー2塁・2ストライク3ボール。
などの想定をしてバッティング練習をしているでしょぅか?
まだまだ基本ができていない段階であれば数をかける練習ももちろん必要です。が、ある程度の段階。試合に出場する機会があるとか、試合でメンタルが影響していると考える段階であれば、「数」よりも「質」を追求する練習が必要になってきます。ぜひ試してくださいね。
2.「絶対に成功させる」と決める
ビビる。って何でしょう?
「怖がる」とか「恐れる」という意味ですね。
何を怖がっているのでしょう?
一度じっくり考えてみてください。
「失敗」そのものを怖がっているのですか?
それとも「失敗」することによる他の何かを怖がっているのでしょうか?
「失敗したらどうしよう…」
という考えが心に浮かぶと、普段できることもできなくなってしまいます。
なので、失敗する可能性があるにしても、
「絶対に成功させる」と決意して強い気持ちで臨むことが大事です。
仮に失敗したとしても、人生が終わる訳ではありません。
あなたの努力のすべてが否定されるわけでもありません。
もし、あなた以外の誰かが否定するとすれば、その人の考え方の問題です。
あなたが「失敗したらどうしよう」と考えて守りに入って負けるのと、
「絶対に成功させる」と決めて自分を信じて攻めた末に負けるのと、
どちらがより後悔が大きいでしょうか?
勝ち負けも大事ですが、やってきたことを出し切ることも大事です。
3.「自分はメンタルが強い」と言い続ける
脳は正直です。自分が考えたとおりの自分になろうとするのです。
「弱い」と思っていると「弱い」自分であろうとします。脳はいつもどおりでいたいのです。これを恒常性と言います。あなた自身の心が「自分はメンタルが強い」と常日頃から思っていることが大事なのです。
日々、自分に対して言葉かけをしましょぅ。これをセルフトークと言います。
「試合でも普段通りのプレーができる」
「大事なところで思い切ったプレーができる」
「自分はメンタルが強い」
朝、起きてすぐの時や、夜寝る前など、潜在意識と顕在意識の間にいる時間帯にやるのが効果的です。
まとめ
心が何を思っているか?頭が何を考えているか?は、実力発揮と大きな関係があります。生まれつきの性格ではなくトレーニングで変えられることです。
(1)練習の時に試合と同じぐらいのプレッシャーをかける
(2)「絶対に成功させる」と決める
(3)「自分はメンタルが強い」と言い続ける
本気で「勝ちたい」と思うのであれば、やってみてくださいね。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。