「私、自分が何をしたいかわからないんです」
このフレーズ、メンタルコーチあるあるです。
私自身も数年前まで「自分が何をしたいかわからない」状態でした。
「何をしたいか?」 よりも、 「何をすべきか?」 を、優先して生きている期間が長いと、
もはや「自分が何をしたいか?」すらわからなくなってしまうのです。
スポーツで記録や結果を目指しているあなたからすれば、
「何?それ?」 ぐらいの感じかもしれませんね。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
あなたが今目指している目標は、本当にあなた自身の目標ですか?
本当に、心の底から欲しい結果ですか?
誰かに言われた目標をそのまま口にしていませんか?
自分自身で決めましたか?
「私はこれぐらい。だって、高望みしても仕方ないし。」
「コーチがそう言ったから」
「目標って自分で決めるものなの?」
そんな風に思っているとしたら、
「自分が何をしたいかわからない」人と似たような状態かもしれませんね。
心の底から「欲しい」「やりたい」「絶対これ!」と思っているなら、
考えることも、行動することも、すべてがそこに向かっていきます。
練習するのが嬉しい。楽しい。
いつもいつもそのことを考えている。
少しぐらいイヤなことがあっても全然気にならない。
辛いことも苦しいことも、いくらでも乗り越えられる。
誰が何と言おうと欲しい!手に入れたい!
そんな状態になっていきますよね。
まるで、歩き始めたばかりの幼児が転んでも転んでも立ち上がって、何かに向かって歩いて行くように。
例えば、走ることが専門の競技なのであれば、
走ることが好きなのか?
勝つことが好きなのか?
走って勝つことが好きなのか?
走ることは好き。でも勝たなきゃいけないからつらいのか?
走るのも勝つのも好き。でも練習は嫌いなのか?
走るのは好きじゃないけど、みんなに誉められることが好きなのか?
自分自身のことをじっくり見つめて、自分に気づいてみましょう。
いろいろなことを考えて、自分の本音や本心に気づいていくうちに、やりたいことが見えてくるかもしれません。
本当にやりたいことに気づくことができれば、あなたの力は自ずと発揮されるはずです。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。