練習の時に、緊張感のない練習をしていたのでは、
試合の緊張感の中で練習と同じことはできません。
また、
試合の時に起こるであろう事態を想定して、
それにどう対処するかを練習の時にやっておかなければ、
試合で急な対応はできませんね。
試合の時に、
「いつもの練習どおり」にできることが大切です。
練習のための練習になっていないか?
試合とはまったく違う状況の練習をしていないか?
日々の練習を振り返ってみましょう。
あなたは試合を意識して練習しているでしょうか?
「稽古の時は試合のつもりで。試合の時は稽古のつもりで。」
約40年前に、先輩から教えていただいた言葉です。
剣道部だったので練習のことを「稽古」と言うのですが、
一般的に言えば、
「練習の時は試合のつもりで。試合の時は練習のつもりで。」
ということですね。
40年近くも前のことですから、
目に見える部分では根性論だけで練習しているような光景でした。
ところが、目に見えない部分の大事なお話を、
ちゃんと聞かされていたのです。
某高校野球の強豪チームは、
試合で起こる場面を120個も想定し、
「その状況で自分はどう動くべきか?」
を常に考えながら練習しているそうです。
素晴らしいですね。
勝つことへの執念と、高いレベルでの練習が、
そのまま結果につながるのだと感じます。
人間は、ともすれば結果を誰かのせいにしたり、
環境のせいにしたり、
相手のせいにしたりします。
自分以外のところに原因を見つけようとするのですね。
誰かがミスをしても、それを挽回できる自分がいるか?
雨が降っても風が吹いてもそれを計算に入れたプレーができるか?
どんな相手でも対応できるだけの準備をしたか?
自分自身を振り返ってみましょう。
すべては自分の責任と思って、
あらゆることを想定して準備をしていれば、
どんなことが起こっても練習どおりにできるはずです。
「練習は試合、試合は練習」
心して練習に臨みましょう。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。