目的・目標

結果を変えるために練習の目的と目標を自分で決めて取り組む

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あなたは、その日の練習の前に目的や目標を決めていますか?

それとも、
何となく練習に行って、メニューを知らされたら黙ってそれをやりますか?

日本では、指導者が決めたとおりに全員が動くことが多いです。
もちろんその良さはあります。
一定レベルの教育ができるとか、統制の取れた行動ができるとか。

ところが、
小さい頃からずっとそういう受け身の動きをしていると、
あまりモノを考えないようになってしまいます。
「言われたことを言われたとおりにやる」
つまり、指示待ち人間になってしまうのです。

指示待ち人間は、うまくいかないことを人のせいにしがちです。
「〇〇に言われたとおりにやっただけ」
「悪いのは自分じゃなくて〇〇でしょ」

これからの世の中を生きていくためには、
少し考え方ややり方を変える方がいいですね。

自分で決めて、自分で責任を取りましょう。

1.日々の練習において自分のテーマを決める

スポーツにおいては、練習内容そのものを自分で決めるケースはなかなかないですね。
監督やコーチが決めることが多いでしょう。

で、あるにしても、ただ言われたとおりにやるのではなく、
「今日、自分は何のために練習をするのか?」
「何を一番大事にして練習するのか?」
を自分で決めてみましょう。

例えば、
・左手の握り
・上から叩きつける意識
・下半身の安定
・周りに惑わされず集中
・試合での絶対失敗できない場面を想定した練習
など、練習メニューをやる時に自分で考えられることがあります。

自分にとって大事なことと他人にとって大事なことは違いますから、
「自分にとって大事なこと」を考えて決める。
ということが必要なのです。

2. テーマを意識しながら練習する

練習が始まる前に、決めたことをまず意識に入れましょう。
チームであれば、一人一人が今日のテーマを順番に口に出して言うのもおススメです。

人間の行動の97%は無意識と言われています。
意識していないことの方が多いわけです。
敢えて「意識する」ことで、普段と動きを変えることが可能です。

例えば、
呼吸をするときにどの筋肉を使っているか普段から意識していますか?
意識しなくても横隔膜が上下して肺に空気を入れてくれるので、ほとんど意識せずに呼吸しています。

では、
「横隔膜をしっかり下げて吸い込む」
ということを意識してみましょう。

吸気の量が多くなり、ゆっくりした長い呼吸に変えることができます。
毎日これを意識してやると、ゆっくりした長い呼吸が身についていきます。

何の練習でも同じことです。

「今までと結果を変えよう」
と思ったら、自分で意識して何かを変えることが必要なのです。

3. 練習の振り返りをして次の練習に活かす

練習が終わったら「振り返り」です。

人間は、大事なことも意識していないと簡単に忘れます。

なので、
意識して振り返り、記録しておくことが必要なのです。

記録したことは後でまた読み返すことができますからね。

①今日の練習でできたこと・よかったことは何か
テーマを決め、意識して練習することでうまくいったことがあれば、それを書きます。
それ以外にもよかった点があれば、それを書きます。
その日練習したことが、自分の目標達成に近づいていることを確かめるわけです。

少しずつ近づいていることを認めていくことで、自信にもつながります。

②もしもう一度やり直せるとすれば、どうするか
うまくいくことばかりとは限りません。
が、「ここをこう改善すればいい」と気づくことはできます。
済んだことを全部忘れるのではなく、次に活かせるようにしておくことが大事です。

同じミスや同じ間違いを繰り返さないためにも、改善点に気づきましょう。

まとめ

練習のときに目的や目標を自分で考えて決めてから取り組みましょう。意識をそこに置くことで、「何となくやる」のとは違う結果や気づきが得られます。

(1)日々の練習において自分のテーマを決める
(2)テーマを意識しながら練習する
(3)練習の振り返りをして次の練習に活かす

この繰り返しがあなたの目標達成につながります。

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