「本番で緊張していつもの力が出せない!」
「ここ一番で実力が出せるようになりたい!」
そんなあなた。
その「大事な時」に頭の中で何を考えていますか?
「失敗したらどうしよう…」
なんて考えているのではありませんか?
気持ちが「失敗」の方を向いてしまった時点で、失敗する可能性が上がっていきます。
例えば、バスケットボールのフリースローを、普段は80%の確率で成功させる人がいるとします。
その人が、
「失敗したらどうしよう…」
と、考えながらフリースローをすると、成功率が60%に下がってしまうというデータがあります。
「失敗したらどうしよう」
という考えは、プレーに悪い影響を与えるのです。
なので、大事な場面で良くない考えが頭に浮かんだ時に切り替える練習をしておきましょう。
1.良くない考え方をしていることに気づく
まずは、気づくことが大事です。
良くない考えが頭に浮かんだら、
「おっと、危ない。」
と、気づくことがまず一番。
自分は今ネガティブな考えをしている。
このまま「どうしよう、どうしよう」とオロオロして頭が真っ白になってしまってはいけない。
だから、切り替えよう。
と、思えることが切り替えるきっかけになります。
2.良くない考えを切り捨てる
気づいたら、その考えを切り捨てましょう。
誰かに言われたことがものすごくプレッシャーになっているとか、
過去の失敗経験を引きずって不安になっている状態、
目の前のプレーを見ていないということです。
気が散っている状態。
誰かに言われたことは、目の前のブレーとは関係ありません。
過去に起こったことは、目の前のプレーとは関係ありません。
なので、切り捨てるのです。
仮に試合の状況が緊迫していて危ない場面だとしても、
それと、あなたの今これからのプレーとは切り離すべきなのです。
勇気を出して、切捨てましょう。
切捨てるためには、予めルーティンを決めておくのが一番ですね。
「ドンマイ!」と叫ぶとか、
パンパンッ!と身体の一部を叩くとか、
上を向いて大好きな食べ物を思い出すとか、
一旦、気持ちをリセットするためのルーティンを練習しておきましょう。
3.集中するための言葉をかける
余計な考えを頭から追い出してリセットしたら、
大事なことは、今これからやるプレーに集中する。ということです。
「絶対に成功させる!」
「さあ、今から!」
「集中!」
など、自分が集中するための言葉かけを決めておきましよう。
いつも同じ言葉を自分にかけることによって、その言葉が集中へのトリガーになります。
テレビで観るようなスポーツ選手が、何かブツブツ独り言を言っているのを見かけたことはありませんか?
よく観察していると、いつも同じ言葉を言っているのがわかります。
自分のルーティンを決めているのです。
あなたも自分のルーティンを用意して練習しておきましょう。
何かの動作と関連づけて、身体と言葉の両方からアプローチするのがベストです。
あの野球選手も、あのラグビー選手もやっていましたね。
「絶対に成功させる!」
「さあ、今から!」
「集中!」
など、強い思いと目の前のプレーへの集中が、成功への近道です。
まとめ
本番に臨んで良くない考えが頭に浮かんだら、自分に対していい言葉かけをすることで気持ちを切り替えましょう。
(1)良くない考え方をしていることに気づく
(2)良くない考えを切り捨てる
(3)集中するための言葉をかける
どんなに技術や体力面のトレーニングを積んでいても、大事な場面で「心」が負けていては実力が発揮できませんね。
「心・技・体」で勝負しましょう。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。