集中力

パフォーマンスを上げるために意識して笑顔を作る

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全英オープン女子ゴルフで渋野日向子選手が優勝しました。
日本人としては樋口久子さん以来42年ぶりの快挙です!
その快挙もすごいですが、何と言ってもびっくりしたのはあの笑顔でした。

 

笑顔でプレーすることがパフォーマンスの発揮に効果的であることは、
スポーツの世界ではすでに知られていることですね。

えっ!?
知らなかった?

表情筋が緩み笑顔になると、脳は「今、楽しいんだ」という認識をします。
以前のブログでも書きましたが、

「楽しいから笑顔になるんじゃない。
笑顔でいるから楽しくなる。」

ということなのです。

 

笑顔になると、脳内にエンドルフィンという報酬系のホルモンが出てきます。
その結果リラックスしてプレーができるんです。

 

渋野選手がプロテストに合格したのは昨年のことです。
しかも、初の海外ツアー。
その状況で優勝争いをしているだけでも十分すごいです!

にもかかわらず、プレーの合間に笑顔でギャラリーとハイタッチ。
プレーの合間に駄菓子をもぐもぐ。
素晴らしいリラックス力と集中力。それに切り替え力です!

 

ここ一番の時に力を発揮できるよう、
意識してやっているとしか思えないですね。

 

メンタルの要素が強い競技では、他の競技に比べるとその部分の研究スピードが速いです。
ゴルフはもちろん、テニスやカーリングもそうですね。
『世界一』を狙うレベルであれば、なおさらです。

で、あるならば、
あなたもそれを取り入れればいいのです。

それだけで、ライバルより一歩前に出られることになります。

1. 笑顔のタネを見つけて積極的に笑顔になる

大抵のゴルフ選手は、プレーに集中するとギャラリーの声には反応しません。
露骨に嫌そうな顔をする方もおられます。

 

渋野選手は笑顔でハイタッチ!
カメラを向けるとにっこり笑っていました。
緊張を和らげるにはもってこいの方法です。

 

最近は、高校野球の強豪チームにも笑顔でプレーする学校が増えていますね。
直接甲子園に足を運んでいるわけではなくテレビで観るだけですが、
テレビは顔がアップで映るので選手の表情がよくわかります。

以前は「しかめっ面」の監督が選手を怒鳴ると、
監督にビビりながら眉間に皺を寄せてプレーしている選手が定番でした。

最近は、ニコニコしながら頷いて選手を安心させている監督と、
ニコニコしながら自分に集中してプレーしている様子の選手が増えています。

 

技術や体力だけでは勝てないということがわかってきたのです。
ここ一番の緊張する場面で本来のパフォーマンスを発揮するためには何をすべきか?

いろいろ研究し、試行錯誤を繰り返しながらそこに行きついたと考えられますね。

 

緊張する場面で笑顔のタネを見つけ、リラックスすることを覚えましょう。

2.好きなものを食べていい気分になる

渋野選手は、自分のプレーがうまくいかなかった時も、
駄菓子をもぐもぐしながら切り替えている様子でした。

その時、彼女が食べていたお菓子。
ネーミングの面白さも相まって注文が殺到したそうですね。

 

咀嚼運動をするとセロトニンという幸せホルモンが出て、
いい気分になってきます。
気持ちが沈んた時や調子の悪い時の切り替えには持ってこいですね。

 

少し前の話になりますが、ソチオリンピックの女子カーリングチームが、
プレーの合間に「もぐもぐタイム」といってお菓子やイチゴを食べていました。
ニコニコしながら食べる様子が何度もテレビに映りましたね。

あれも、「いい気分」を作るために意識してやっていたようです。
カーリングも、メンタルの要素が大きい競技ですからね。

ぜひマネをしたいところです。

 

プレーの真っ最中、タイムを取ることもできない状況で切り替えたいときは、
大好きな食べ物を思い出すだけでも効果がありますよ。

3.リラックスから集中への切り替えを練習する

リラックスの仕方だけを取り入れると、集中力に欠けるプレーになってしまいます。

なので、
リラックスした後に素早く集中することが不可欠です。

 

どんなことにも通じますが、試合の時に急にはできませんね。
日頃から、そういうトレーニングをしておきましょう。
練習中にも「リラックス」と「集中」の切り換えをするのです。

①練習前に一発芸やダジャレで笑う → 真剣に練習する
②途中休憩で楽しくお菓子を食べる → 本気でゲーム形式の試合をする
③1本打つ(決める)度に笑顔でハイタッチする → ある一点を見て集中する

緊張はして当たり前。
それを想定してリラックスを練習しておく。

集中力は切れて当たり前。
それを想定して素早く集中する練習をしておく。

ここまでやると、より笑顔の効果が表れます。

まとめ

渋野選手ほどわかりやすく笑顔の効果を表現してくれる人はなかなかいません。
彼女のプレースタイルから「いいところ」をマネして取り入れましょう。

(1)笑顔のタネを見つけて積極的に笑顔になる
(2)好きなものを食べていい気分になる
(3)リラックスから集中への切り替えを練習する

あらゆる競技の選手が、笑顔で最大のパフォーマンスを発揮できることを願っています。

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。

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