楽しいから笑うのではなく、
笑うから楽しくなるのです。
脳はそういうものなのです。
試合中、苦しい場面で笑っている選手を見たことがありますか?
苦しくなると顔が強張ったり、顔が下を向いたりして、
「いかにも苦しくて困っている風」
な顔になりがちですよね。
ところが、苦しい時に口角を上げてニッコリ笑っている選手がいます。
卓球の伊藤美誠選手。
追い詰められて苦しくなってきた時に、
(たぶん意識して)口角を上げてニッコリ笑ってから次のプレーに臨みます。
彼女はメンタルのコントロールが本当に上手です。
その伊藤選手がオーストリア・オープンで優勝しました!
決勝の相手はアジアカップ優勝者の朱雨玲選手。
世界ランキング第4位の中国人選手です。
伊藤選手曰く、
「相手のプレーはすごく良かった。
決められたボールは「仕方がない」と割り切れた。」
切り替えがうまくいったのですね。
「何をされても怖くない。っていうのが自分の中にあった。」
素晴らしい!
彼女の発言はいつもそうなのですが、
中国人選手だからといって怖がっていないんです。
勝てるはずだと思っている。
もしくは、そう口に出して言うことによって、
そういうセルフイメージを作ろうとしているのかもしれません。
「中国人選手に勝てる自分」のイメージを作る。
これは、とても大事なことです。
そして、
「リラックスして試合ができた。
競っていても楽しく試合できた。」
と。
天晴れ!脱帽です。
練習の時には試合のつもりで緊張感を持ち、
試合の時には練習と同じようにリラックスしてやる。
彼女の言葉には、スポーツ選手が学ぶべきことがたくさんあります。
他の競技の選手にも彼女の言葉を聞いて欲しいと思います。
なかなか急には彼女のような強靭なメンタルにはならないとしても、
ちょっとしたことを心がけたり、トレーニングしたりすることで、
メンタルをコントロールすることができるんです。
苦しい時は、口角を上げて笑ってみましょう。
笑うと楽しくなるんですよ。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。