自分の問題点はわかっていますか?
前回、失敗パターンを見つけていただきました。
どんな時に失敗しがちだ。
どんな場面で失敗しがちだ。
どういう風に失敗しがちだ。
試合や本番中の失敗は、すぐに切り捨てて気持ちを切り替えるべきです。
が、試合後にはそれをきっちり振り返って次に活かすことを考えるべきですね。
過去の失敗→今後も起こりうる問題点です。
重大な問題点を放置しておくと、
いくらハードな練習をして技術や体力が向上しても、
結局は同じ問題で同じ失敗をすることになります。
人は意識していないと、無意識にいつもどおりのことをしてしまうのです。
人間の行動にはホメオスタシス(恒常性維持)の力が働きます。
難しい言葉ですね。
恒常性維持とは、
「いつもどおりでいよう」とする力のことです。
危険を回避し、生き続けるために、生き物に備わっている「本能」です。
なので、
意識して変えていかないと、無意識にいつもどおりのことをしてしまうのです。
「これまでとは違う行動」ができる自分になるために、意識して行動を変えましょう。
1. 習慣化するために数をこなす
ものごとを一回やってすぐにうまくできる人はなかなかいません。
あなたの得意とする仕事やスポーツで考えてみてください。
ある日、1回練習すればそこまでになりましたか?
そうではないですね。
何度も何度も練習もしくは経験を積んできたはずです。
その積み重ねが今のあなたを作っています。
あなたの強みになっています。
問題を解決するのも同じことです。
例えば、
思考がネガティブになりがち。
大事なところで「失敗したらどうしよう」と考えてしまう。
そして、失敗する。
のが問題だと気づいたのであれば、
「失敗したらどうしよう」と考えてしまったら、「絶対成功させるぞ」と言い換える。
と、決めます。
そして、毎日それを意識して、うまく言い換えられたら自分に〇をつけます。
言い換えられるということは「気づいた」ということなのです。
気づける自分になれば改善できますね。
まずは、毎日「気づく」練習→「言い換える」練習をして数をこなしましょう。
2. 誰かに協力・支援してもらう
中には、自分一人では解決することが難しい問題もあります。
そんなときは協力者・支援者を見つけましょう。
例えば、
「毎日勉強しよう」とか「毎日ランニングしよう」と決めても、
「決めたことが続かない」という問題があるとします。
ひとりではうまくいかない!
そんなときは、一緒にやってくれる人を見つけるか、
その行動を促してくれる人を探しましょう。
その時に、間違っても、
「いいやん。今日はやめておこうよ。」
というタイプの人と一緒にやってはいけません。
足の引っ張り合いになります。
『決めたことを続けられる人』と一緒にやるのが大事です。
もしくは、
そういう空気のある集団に所属する。
続けられるように声掛けしてくれる人にお願いする。
これがコツなのです。
3.すでにうまくやっている人に教えてもらう
自分で考えたり調べたりしても、どうすればいいかわからないこともあります。
そういうときは、
「すでにうまくやっている人」に教えてもらいましょう。
「そんなこと教えてくれるわけがない。」
本当にそうでしょうか?
聞いてみたのですか?
上手な人というのは、意外とオープンです。
あなたが「うまくいかない」と思っていることも、
その人にとっては簡単で当たり前のことであれば、
「いいよ。いいよ。」
と言って教えてくれるかもしれません。
聞いてみても教えてもらえなかったときは、別の「うまくいっている人」を探せばいいのです。
まとめ
問題に気づけば解決策は必ずあります。
とはいえ、これまでの人生の中で刷り込まれてきた思考や行動の習慣を変えるためには、ある程度の努力が必要です。
ここで一歩踏み出すかどうか、自分を変える勇気を出すかどうかが分かれ目になります。
(1)習慣化するために数をこなす
(2)誰かに協力・支援してもらう
(3)すでにうまくやっている人に教えてもらう
あなたの目標達成のために、長所・強みを活かすために、
問題点を解決していきましょう。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。