目的・目標

常に目標達成するための上手な目標設定のやり方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

目標とは、「目指す道標」のことです。

はるか遠くにある行き先に向かって、何の道標もなく歩いて行くのは辛く苦しいもの。なので、「道標」があるのです。

電車も車もなかった頃。
人は皆、歩いて自分の行き先を目指しました。
東京から京都にある実家に行くとすれば、
「目的」は実家に着いて家族に会うことであり、
「目標」とする行き先は京都です。

何日も何日もかかって歩くのです。
この道でいいのか?
あとどれぐらいで次の宿場に着くのか?
何もわからないと不安で仕方がありません。

そこにいくつもの道標があると、
今、〇〇〇〇まで来ています。
もうすぐ△△△△です。
と、教えてくれるので安心ですね。

「目標設定」とは、ちゃんと目的地に着くための道標を置くことなのです。

上手に道標を置くと、達成への意欲が高まり、何度も目標達成しつつ高い目標に向かって苦痛感なく行動ができるようになります。
「上手な目標設定」をするためのコツをご説明しましょう。

1.目的を明確にする

「目的」とは、「目指す的」のことです。
本当の行き先、あなたにとって本当に価値のあるもの(こと)です。

まずは、そこから考えてみましょう。
これがないと、方向性が定まらないので同じところをグルグル回ってしまったり、ジグザグに行ったり来たりを繰り返したりする元になります。

考えるときに、形のあるものとないもの・自分のことと自分以外の誰かのことに分けて考えるとすっきりします。

・自分のこと(有形)
・自分のこと(無形)
・他者や社会のこと(有形)
・他者や社会のこと(無形)

以上の4つの観点から考えて紙に書き出し、自分は何のために、何を目指して進もうとしているのかを明確にしましょう。
これがはっきりしていると、「目標」=「道標」が置きやすくなるのです。

2.より価値の高いものを選ぶ

書き出した中から自分の中でより価値の高いものをいくつか選んでみましょう。4つの観点のそれぞれの中から選ぶのがコツです。

例えば、
・自分のこと(有形) ⇒ 〇〇大会で優勝する
・自分のこと(無形) ⇒ 自分自身に誇りを持つ
・他者や社会のこと(有形) ⇒ 家族が賞状やメダルに直接触れる
・他者や社会のこと(無形) ⇒ 家族が喜んでくれる

自分にとっての価値が見えてきますね。

この中で「達成したかどうかがはっきりわかる」つまり「道標」となるのは、「〇〇大会で優勝する」というものです。そこに到着したかどうかがはっきりわかることが大事です。

「賞状やメダルを手に入れ、家族に喜んでもらい、自分自身に誇りを持つ」という目的のために、「〇〇大会で優勝する」という目標設定をすれば、自分にとっての価値が高く、達成するために高い意欲を持ち続けられますね。

3.期日を決める

目標の内容が決まったら期日も決めておきましょう。「〇〇大会で優勝する」といっても今年の大会なのか3年後の大会なのかがはっきりしていなければ、達成するための努力の仕方がわかりません。今年の大会であるにしても、期日が1か月後なのか半年後なのかによって日々の行動が変わります。

仮に、半年後に決まっているとしたら、「〇〇〇〇年〇月〇日の〇〇大会で優勝する」と期日を明確にしましょう。

現在の日付から考えて目標達成の期日までは何日。
自分の現状と優勝するために必要な力のギャップはこれだけ。
その両方がわかるとペース配分と具体的な「やるべきこと」が見えてきます。

4.目標を細分化する

最初に述べたように、遠いところに行くには途中にいくつもの「道標」が必要なのです。なので、期日を細分化し内容を細分化しましょう。

・3か月後までに何をどうする?
・1ヶ月後までに何をどうする?
・2週間後までに何をどうする?
・1週間後までに何をどうする?

このそれぞれが、大きな目標の手前にある小さな目標(道標)ということになります。小さな目標を達成していくことで、次第に大きな目標達成に近づいていきます。

遠いところに目的や大きな目標を決めて思い描きながら、近くにある小さな目標を目指して着実に到達するのがコツです。

5.日々やることを決めて行動する

目標達成の一番小さな単位は「1日」です。
明日、何をどうする。
毎日決まって〇〇をする。
それができることが大前提ですね。

プロ野球を引退したイチロー選手が言われていました。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道」

日々の「やる気」は「目的」を思い出すことで自分で引き出しましょう。

まとめ

「目標設定」とは、目的地に着くための道標を置くことです。
上手に道標を置くと、ワクワクしながら苦痛感なく行動し達成できるようになります。

(1)目的を明確にする
(2)より価値の高いものを選ぶ
(3)期日を決める
(4)目標を細分化する
(5)日々やることを決めて行動する

上手な目標設定をして、ひとつひとつ確実に達成していきましょう。

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

目標達成の技術と考え方をお届けします

目標達成に役立つ具体的な方法や考え方が
定期的にあなたのお手元に届きます。

・頑張ってるのに成果が出ない
・モチベーションが保ちにくい
・決めたことが続かない
・同じ失敗を繰り返す
・本番で力が出せない

あなたの問題解決にお役立てください。

 

お役立ち情報をメールで受け取る

コメントを残す

*