「五羽のカモメが防波堤にとまっている。
そのうちの一羽が飛び立つことを決意した。
「残っているのは何羽だい?」
「四羽です。」
「そうじゃない。五羽だよ。」
『希望をはこぶ人』(アンディ・アンドルーズ著)
の中の一部です。
有名なお話ですね。
決意したからといって飛び立つとは限らないのです。
人間も同じ。
何かをする決意をしたからといって、
実際に行動するとは限らないのです。
残念なことに、決意してすぐさま行動できる人は稀です。
「不退転の決意」
「初心に返って頑張ります」
「今年こそ●●達成」
決意をしても、
意思表明しても、
高らかに宣言しても、
行動をしなければこれまでと同じです。
にもかかわらず、
なぜか決意したのに行動をしない人の方が圧倒的に多いのです。
だからこそ、
行動する人が結果に差をつけることができるのです。
「決意」を行動に移すためのコツをお伝えします。
1.やるべきことを具体的に列挙する
行動できないのは「具体性」がないからです。
まず、大雑把に考えて書いてみましょう。
・練習量を増やす
・練習の内容を増やす
最初はこれぐらいかもしれません。
書いてみると具体的ではないということに気づきます。
・〇〇のトレーニングを〇回△セット行う
・週1回は練習試合をする
こんな風に少しずつ膨らませながら書き足していきましょう。
思い付く限り50個ぐらい書けるといいですね。
2.優先してやるべきことを決める
たくさん書けたら優先順位を決めていきます。
行動できないのは、考えが整理できず集中できないからです。
たくさんある中で、
急ぐのはどれだろう?
重要なのはどれだろう?
考えて決めていくのです。
結果に直結する行動と、結果に直結しにくい行動がありますので、
見極めてから動くことで「目移りしないで」集中して動けるようになります。
3.期日を決めて最初の一歩を踏み出す
やる内容が固まったら、期日を決めることが重要です。
人は「いつでもいい」ことはやらないのです。
・今日の午後の練習の最後に〇〇のトレーニングを〇回△セット行う
・今週末(〇月△日)の〇時から、□□(場所)で◇◇チームと練習試合をする
いつ・誰が(誰と)・どこで・何を・どのようにやるかが明確になると、
格段に行動しやすくなります。
まとめ
決意しただけでは変わらない。行動して初めて結果が変わるのです。
行動するためのコツは、
(1)やるべきことを具体的に列挙する
(2)優先してやるべきことを決める
(3)期日を決めて最初の一歩を踏み出す
一歩目が出たら二歩目を出すのはより簡単です。
まずは何としても最初の一歩を踏み出しましょう。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。