私たちが陥りがちな間違いは、
「自分は過去においてこうだった。
だから、今もそうだ。
未来もたぶんそうだ」
と、考えてしまうことです。
そして、未来の可能性をあきらめてしまうのです。
「営業は苦手だなぁ…。
うまくいったことがないなぁ。
今日もダメそうだなぁ。
明日もダメだろうなぁ」
行く前からあきらめていますね。
これではうまくいくはずのことも、うまくいかなくなってしまいます。
過去に失敗した経験が多いと、
「次も失敗するんじゃないか?」
と、考えがちですが、
時間は過去から未来へと流れているわけではないので、
過去に起こったできごとが未来も起こるとは限らないのです。
時間は未来から過去へと動きます。
例えば、
今日は6月3日水曜日です。
明日の木曜日は現時点では未来です。
「明日のお昼に●●に行こう」
と、考えている時、
「●●に行く」は、未来の話です。
一夜明けて、6月4日木曜日、
●●に行っている時点でそれは現在の行動になっています。
そして、6月5日金曜日になると、
「●●に行く」は過去のことになっています。
未来が現在になって、過去のことになっていますね。
なので、
「時間は未来から過去へと動く」
ということになります。
では、過去と未来についてどういう風に考えればいいのでしょうか?
「過去はこうだった。
それは変えられない。
でも、未来はこうしたい。
だから、今こうしよう。」
ですね。
残念ながら過去のことは変えられません。
過去に失敗した事実は変わらないのです。
ただ、それと未来は関係がないということです。
過去の失敗は、改善するための材料と考えて、
横に置いておきましょう。
エジソンが言っていますね。
「失敗ではなく1万通りのダメな方法を見つけただけだ。」
と。
まず、未来に「こうしたい」とか「こうありたい」を考えましょう。
そして、
「どうすればうまくいくか?」
を徹底的に考えるのです。
そして、行動します。
行動すれば、過去とは関係ない未来が待っています。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。