自分で「毎日これをやろう」と決めても、
なかなかうまくいかないことってありませんか?
人間は「いつもどおり」でいたい生き物です。
新しいことを始めるのは「いつもどおり」ではないので、
無意識に抵抗しているのです。
習慣になってしまったことは、無意識にやることができます。
例えば、
朝起きて服を着替える。
特に何も考えないで、おもむろにパジャマを脱ぎ、服を着る。
そんな感じではないでしょうか?
でも、小さい頃は、
「朝起きたら服を着替えなさい」
と、言われていたのではないでしょうか?
習慣になっているから、特に意識しなくてもできているのです。
何か新しいことを始めようとする時は、
何も考えずにできる⇒つまり習慣にしてしまうのが楽です。
「どうすれば習慣にできるか」
と、考えて、やり方を工夫しましょう。
習慣を作るコツをお教えします。
1.できるだけハードルを下げてやり始める
例えば、もともと運動をしていなくて毎朝7時に起きていた人が、
「毎朝6時に起きて5kmランニングをする」
というのはあまりうまいやり方ではありません。
何故かというと、
①起きる時間を1時間も早くする。
②いきなりランニングをすることにしている
③走る距離が長い。
高いハードルを3つも設けています。
新しいことばかりなのです。
最初は起きる時間を15分早くするぐらいにし、
ランニングではなくて靴を履いて外に出るだけにしましょう。
それぐらいなら続けられます。
2週間続いたら習慣になります。
2.できた習慣にくっつける
15分早く起きて靴を履いて外に出るのが習慣になったら、
第一段階クリアです。
次は、歩いてみましょう。
外に出たついでに5分だけ歩く。
この「ついでに」がコツです。
「わざわざ何かをする」のは新しい習慣を作ることになります。
「ついでに」だと変化が少ないのでやりやすいのです。
すでに習慣になっている「いつもどおり外に出る」のついでだと、
変化が少ないために無意識の抵抗が起こりにくいわけです。
「~したら、〇〇する」を意識しましょう。
3.習慣になってから少しずつ負荷を上げる
朝、15分早く起きて5分だけ歩けるようになったら、
少しずつハードルを上げましょう。
例えば、
5分歩くのを、10分歩くに増やす。
とか、
5分歩くのを、5分走るにする。
あるいは、
15分早く起きるのを、20分早く起きるにする。
分量を増やす。強度を上げる。時間を早める。など、
ハードルの上げ方はいろいろあります。
あなたの目的に応じたハードルの上げ方をするといいですね。
新しい習慣を作ることができて続けられる自信もついてきたところで、
徐々に理想とする習慣に近づけていきましょう。
まとめ
習慣を作るコツをまとめてみました。
(1)できるだけハードルを下げてやり始める
(2)できた習慣にくっつける
(3)習慣になってから少しずつ負荷を上げる
それでも一人では続けられそうにないという方は、仲間と一緒にやり始めるといいですね。できそうな人に協力してもらいましょう。
いい習慣をたくさん作って、より良い毎日を送りましょう。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。