整理と整頓の違いってわかりますか?
【整理】
必要なものと不要なものを区別して、不要なものを捨てること
【整頓】
整理して残ったものを秩序立てて配置すること
「心を整理する」とは、
心の中に残しておくことと捨てることを分けて、
いいものを残し、不要なことを切り捨てること
ですね。
日々振り返ることで、心を整理することができます。
スポーツを例にとると、
「今日はサーブの調子が良かった。この感覚を覚えておこう。」
というのは必要な考えですね。。
しっかり覚えておいて、次に活かしていきましょう。
その日のうちに、いい感覚を何度も繰り返して身体に覚えさせるのもいいですね。
「以前の試合でミスをしてしまった。
今回もミスするのではないか。」
というような考えは、不要な考えです。
試合中にこんなことを考えていたのでは、
心が「ミス」に向かってしまうので、
うまくいくはずのこともうまくいかなくなってしまいます。
仮に50%の確率で成功するのであれば、
2回のうち1回ミスしたとすれば、
次の1回は成功する可能性が高いです。
2回続けてミスをする可能性は25%しかないのですから。
でも、
「ミスをするんじゃないか。」
みたいなことを考えていると、
心が「ミス」に向かうので「身体」も「ミス」に向かって動きます。
結果的にミスをする確率が上がり悪循環に陥ります。
心の中の不要な考えを切り捨てるには、
『切り捨てルーティン』
を決めておくといいですね。
ルーティンというのは、
ある目的のために決まった言葉や行動をいつもやることです。
プレー前のルーティンはよく見ますね。
イチロー選手のあの動作や、
ラグビーの五郎丸選手のあの動作が有名です。
普段からプレーの前に同じ動作を組み込んでおくことで、
練習の時にも試合の時と変わらない集中力で、
試合の時にも練習どおりの力を発揮できるようになります。
失敗を切り捨てるためのルーティンも同じことです。
「この言葉を言えば切り捨てが完了する」
「この動作を行えば切り捨てが完了する」
というのを決めておいて、
練習でも試合でもいつもそれをやるようにします。
切り捨てるのにも練習が必要ですから、
試合の時だけ急にやってもあまり良い効果は得られません。
普段の練習の時から、切り捨てルーティンをやっておきましょう。
失敗を切り捨てることによって心を整理し、
前向きの気持ちで目の前のプレーに集中できるようになるのです。
「心を整理する」とは、
心の中に残しておくことと捨てることを分けて、
いいものを残し、不要なことを切り捨てること
です。
日々、振り返ることで、心を整理することができます。
毎日日誌を書くのが一番いい方法です。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。