「心をきれいにする」
個人の場合でも、組織の場合でも、
心をきれいにすることで結果・成果が上がるようになります。
何事も、
結果・成果 = 何をやるか × どんな気持ちでやるか
なのです。
荒んだ気持ちや後ろ向きの心では同じことをやっても結果につながりません。
「再建の三原則」というものがあります。
学校を再建する・職場を再建する…など、
荒れた現場やすさんだ現場を再建するときに、
「これをやると必ずうまくいく」
という3つの原則です。
①時を守る
②場を清める
③礼を正す
この3つです。
この3つを徹底的にやると、
組織の中にいる人たちの心がきれいになるので、
組織の空気が変わってくるのです。
「時を守る」
というのは、読んで字のごとく、
決めた時間を守るということです。
練習や仕事の開始時刻を全員がきっちりと守る。
9時からと決めたら必ず9時から。
遅くとも5分前には集合してぴったりに始める。
これができるとムダがなくなります。
誰かが遅れ来て予定通りに始まらないと、
他の人の時間がムダになります。
遅れるということは、
他の人をきちんと尊重できていないということですね。
「時を守る」はお互いを尊重するということでもあるのです。
「場を清める」
というのは、2つの意味があります。
文字通り「綺麗に掃除する」という意味と、
「場の空気を綺麗にする」という意味です。
綺麗に掃除をするというのは、
汚れを取り除く・荒みを取り除くということであり、
汚れたところに気がつくようになるということにもなります。
また、綺麗にすると気持ちがいい、
すなわち、
副次的に場の空気が綺麗になるというメリットがあります。
また、
場の空気を綺麗にするというのは、
ブスッとしたり、イヤイヤやるような心持ちではなく、
ニコニコとご機嫌で練習や仕事をする
ということです。
意識して「いい空気・綺麗な空気」を作っていくという意味ですね。
「礼を正す」
は、挨拶をする。返事をする。ということです。
自分から笑顔で気持ちよく挨拶をします。
当たり前のことですが、できていない組織もたまにありますね。
声をかけられたり、何かを指示されたら、
「はい」と、気持ちよく返事をします。
この3つを意識して徹底的にやると、
組織の空気が変わってきます。
関係性が良くなって、
思考の質が高まって、
行動の質が上がってきます。
それが結果につながるのです。
個人の場合でも同じです。
自分は時を守れているか。
場を清めているか。
礼を正しているか。
まずは考えてみる。
そして、できていなければ今日からやり始めましょう。
そうやって「心をきれいにする」ことが、
結果につながってくるのです。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。