スポーツというのは 「自分の強みはどこにあるか?」 を発見し、
それを極めた人が勝つ世界ですね。
レベルが上がれば上がるほど、闘いの土俵が拡がれば拡がるほど、
それが顕著に現れます。
陸上競技は「強み」に特化した競技の代表です。
短距離・中距離・長距離・ハードル走。
100mと200mの掛け持ちはあっても、
短距離と長距離を掛け持ちすることなどまずありませんね。
シンプルに「強み」を競い合います。
同じ陸上競技でも跳躍の選手は走り幅跳び・走り高跳び・三段跳びと、
それぞれに特有の技術が必要です。
速く走って前に跳ぶ走り幅跳びと、
ゆっくり助走して上に跳ぶ走り高跳びでは、
必要とされる強みの要素が微妙に違います。
どちらも「瞬発力」が必要ですが、
より自分の 「強み」を生かせる方を選んでいるはずです。
ただ、身体的な「強み」があればそれだけで勝てるかというと、
そんなに単純なものではありません。
もちろん技術面を磨く必要がありますし、 メンタル面も重要な要素です。
普段の生活面=食事や体調管理・睡眠・身体のケアに至るまで、
すべての要素は「強み」になる可能性を持っています。
競技におけるあなたの「強み」は何でしょうか?
あらゆる面から考えてみてくださいね。
メンタル面だけでも12の要素がありますよ。
- 忍耐力
- 闘争心
- 勝利意欲
- 自己実現意欲
- 自信
- 自己コントロール力
- 予測力
- 決断力
- 判断力
- 集中力
- リラックス力
- 協調性
ぜひ自分の「強み」を見つけてください。
「弱いところ」や「できないこと」ではなく「強み」です。
一般的な常識にとらわれないように気を付けましょう。
「弱み」と思っていることが「強み」になることもあるのです。
言い換えると、まず自分の特徴を考えそれを「強み」として使うことを考えるイメージです。
例えば、「用心深くてなかなか行動に移さない」という特徴。
これを「行動が遅い」と捉えると「弱み」になってしまいます。
強みに転換するには、
「慎重にミスのないように行動できる」
「しっかり調査してリスクを計算してから行動する」
と考えればいいのです。
そういう人が必要なケースもありますね。
絶対に負けられないトーナメント戦の場合。
「これぐらい練習しておけば大丈夫」というのは危険です。
徹底的に相手のことを調べ上げ、相手の強みを潰し弱みを叩かねばなりません。
用心深くリサーチした上で闘うのです。
自分の「強み」を見つけましょう。
そして、そこを徹底的に磨きましょう。
特化した者が、勝つのです。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。