年齢を言い訳にしない。
最近、10年ぶりに剣道の練習を再開しました。
自宅近くの道場に週1回のペースで通っています。
剣道をやらない人からすれば、
50代後半の私がまた剣道をやり始めるのは、
「すごい」
ことかもしれません。
実際に周りの方からはそのように言われます。
でも、剣道の世界はそうではありません。
50代、普通に稽古をしています。
60代、まだまだ現役でやっています。
70代、やっぱり稽古をしています。
みんな、そういう方たちなのです。
私が今通っている道場も、
師範の先生は70代です。
姿勢も動きも声も、まったく衰えておられません。
剣道はスポーツではなく「道」なので、
引退という概念がないのです。
どこまでも歩く道。
どこまでも現役で自分も稽古をしながら、
後輩に指導をします。
久しぶりに稽古に伺った道場で、
以前と変わらない先生の姿に自然と頭が下がり、
「私もまだまだやるぞ」
と、決意を新たにしました。
もちろん、年齢相応の身体のケアは必要です。
私のように長い間休んでいた者は、
急に調子に乗って稽古をするとケガをしますから、
そこは自重し我慢して少しずつ身体を慣らしていくべきです。
我慢も稽古の一つです。
「もっとやりたい」
「若い頃のようにやりたい」
という欲との闘いです。
私達は、
どうしても年齢を言い訳にしてしまいがちですが、
自分の年齢を踏まえた上で、いかに自分をコントロールしていくか、
その気持ちを強く持つ必要がありますね。
年齢と共に衰えていくのは、
身体ではなく気力かもしれません。
剣道に限らず何事においても、
「年齢を言い訳にしない」
と自分で決めることがまず第一ですね。
どんな時でも前に向かって進みましょう。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。