メンタルトレーニング

子どものモチベーションを上げるための言葉かけの法則

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「うちの子、やる気が足りないんです」
「『頑張る』と口で言ってもその時だけ」
「何でモチベーションが続かないの?」

剣道にしろ、スポーツにしろ、親御さんからこのようなお話を聞くことがよくあります。勉強に関しても同じですね。

果たしてそれはお子さんだけの問題でしょうか?

普段、子どもに対してかけている言葉を振り返り、子どものモチベーションが上がるような言葉かけになっているか考えてみましょう。

親御さん自身が、子どものモチベーションが下がるような言葉かけをしているケースはよくあります。

例えば、あなたが子どもの頃に親から言われてイヤな気持ちになった言葉を子供に言っていませんか?
あなたが上司から言われてイヤな気持ちになるような言葉は?

人は、自分が誰かから聞いた言葉をそのまま無意識に他人に言ってしまうことがあります。もし思い当たることがあるとすれば、そこを変えてみましょう。

子どものモチベーションが上がる言葉のかけ方についてまとめてみました。

1.子どもが前向きになる言葉をかける

「がんばってるね」
「最近〇〇が上手になってきたね」
「もう少しで△△できそうだね」

人は、誰かに認めてもらいたいのです。それが大好きな家族であれば尚更のことです。認められると「うまくできてるんだ。もっとやろう。」と思うのですね。

逆に、避けた方がいいのは普段から否定的な言葉ばかりをかけることです

「〇〇がダメ。△△がダメ。」
「そんなんじゃレギュラーになれないぞ」
「お前はいつも~だなぁ」

部分的に良くない行動を改善するように言うのはもちろんOKです。子どもが何もかもOKなんていうことはほぼないですよね。大事なことは、普段から良いところをしっかり認めて「受け入れる土壌」を育てておくこと。その上で、何か改善点がある時に「ここはこうした方がいいよ」と、言うことです。

「最近上手になってきたね。嬉しいよ。ただ、道具を汚れたままにするのは良くないよ。綺麗に手入れをして気持ちよく使えるようにしようね。」
というような言い方がいいですね。

ご自分が言われる側の立場(子どもや部下)だとして、それを言われたらどんな気持ちになるか?想像して言葉かけを工夫しましょう。

2.子ども自身に考えさせる質問をする

「今日の練習はどこがよかった?何が前よりよくなった?」
「うまくいかなかったのはどんなこと?」
「もし、もう一度やり直せるならどうする?」
「どんな練習をしたらもっと良くなると思う?」
「もっとうまくなったらどんないいことがあるかな?」

まず「良かったこと」を考えることで、自分を正しく認識できるようになります。「自己肯定感」や「自己効力感」が高まるのです。そして、自分で主体的に改善策を考えることで、練習への意欲が増していくのです。

NGなのは、親が何でも決めて指示を出してしまうこと。

「毎日~をしなさい」
「将来〇〇になるためには~しないとダメだ」
「そんなんじゃダメだ!もっと頑張れ!」

いつも指示されて動いていると「指示待ち人間」になっていきます。「言われたとおりにやらないといけない」と刷り込まれてしまうからです。叱られたり否定されたりばかりしていると、自信のない人になっていきます。どちらも子どもの将来のためにはなっていませんね。

将来、自立し社会に貢献できる大人になれるよう、自分で考えさせてあげましょう。

3.試合の直前には力を出し切るように声掛けをする

「今まで練習してきたとおりにやれば大丈夫」
「結果を気にせず全力でやろう」
「負けそうになっても、最後まで諦めずにやるんだよ」

勝ち負けは、自分の力だけではコントロールできないことです。もちろん、勝つために一生懸命に練習することは大事ですが、それは常日頃の練習での話です。直前になって「結果」の話をするのは良くありません。精一杯にやってきたことをいつもどおりにやればいいと思うことで、試合への意欲が増し、実力が出せるのです。

試合の直前にムダなプレッシャーをかけるのはNGです。

「絶対に勝たないとダメだぞ」
「負けたらゲームは禁止よ!!」

こんなことを言われたら、自分自身の「勝ちたい思い」より、「負けたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」というネガティブな気持ちの方が強くなってしまいますね。これでは普段できることまでできなくなってしまいます。
大事なのは、子ども自身が、「絶対に勝つ!」と自分で思っていることです。

4.試合に負けたとしても、よかったことを誉める

「あの時の〇〇のプレーが良かったよ」
「よく周りを見てやっているのがわかったよ」
「前の試合の時より成長しているね」

たとえ負けたとしても、その経験の中にもプラスの要素は必ずあります。負けたからといって0点ではないはずです。100点満点の結果ではなかったとしても、70点の結果であれば、その良かったことは次に活かせますね。

できたことはちゃんと誉めて認め、その上で「どうすれば勝てたか?」「次に勝つためにはどこをどのように改善すればいいか?」を本人に考えさせましょう。次の試合へのモチベーションが湧いてきます。逆に、勝った時でも「どうすればもっといい試合ができたか?」を考えることで、結果だけに一喜一憂することがなくなります。

良くないのは、結果を否定し、できなかったことを叱ってばかりいることです。

「負けたら意味がない」
「あんなミスしたらダメじゃない!!」
「何であんなプレーするんだ?」

「勝ち負け」の結果だけを見ていると、せっかくの試合の経験がプラスに捉えられず、自分を認めることもできなくなってしまいます。結果的に「試合が嫌い」「自分がイヤ」になり、好きでやっているはずの競技が嫌いになりかねません。

親が、「子どものうちは試合も練習」ぐらいの気持ちでいて、子どものモチベーションを上げることに専念すると、競技が好き・練習が好き・試合が好きなモチベーションの高い子どもになります。

まとめ

子どもへの言葉かけ、難しいですね。他人と違って遠慮がないだけに、ついつい否定的な言葉も言ってしまいがちです。無意識に言っていることも多く、意識して変えていこうという気持ちが必要です。

(1)普段から子どもが前向きになる言葉をかける
(2)子ども自身に考えさせる質問をする
(3)試合の直前には力を出し切るように声掛けをする
(4)試合で負けたとしても、よかったことを誉める

今、目の前にあるスポーツや勉強のことだけではなく、将来的にも前向きにモチベーション高く生きて行ける人に育ってほしいですね。
そのために、親であるあなたがまず言葉かけを変えてみましょう。

子どもはプラスの言葉かけで必ず変わります。

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