何事も基礎基本が大切ですね。
どの競技も同じです。
日本一を作るのは、徹底した基礎基本の反復練習。
そしてそれは芸事であれ仕事であれ、何事にも通じる事だと思います。
昨日、ある競技の日本一のチームの練習を見ていました。
練習の始まる前からすでにピリッとした空気が流れています。
決して「監督が怖いから…」という訳ではありません。
その場に監督はいませんでしたから。
時間がくると挨拶、ウォーミングアップ、トレーニング…と、
止まることなく次から次へと目まぐるしく内容を変えながら、
誰に指示をされるのでもなく、集中して粛々と進んでいきます。
そして、ボールを使っての基本練習。
私はその競技の専門ではないのですが、
素人目に見ても、ひとつひとつの基本動作が正確できっちりしています。
きっちりと正確にやろうという意識が見て取れるのです。
強いチームは、何か特別な練習メニューをやっていると思われがちですが、
意外とそうではない場合が多いです。
言葉で紙に書き表すと、いたって普通の内容かもしれません。
ただ、違うのは選手の高い意識であったり、
勝つことに対する意欲であったり、
基本をミスなく正確にやれるだけの量稽古であったりします。
昨日見たチームは、
「このチームは強い」というのが一見してわかる練習風景でした。
どんな競技でも、競技以外のことでも、
やはり『一流』に触れることは大切ですね。
百聞は一見に如かず。
日本一になるチームがどれほど基礎基本を徹底してやっているか、
直接見てみることがそこに到達するための近道です。