コーチングの「やり方」が素晴らしいのは、
コーチとしては当たり前のこと。
では、違いはどこに表れるのか?
「在り方8割、やり方2割」
「在り方」が素晴らしい方がコーチとして信頼されますね。
先日参加したセミナーの講師の先生。
現在46歳のトレーナーの方なのですが、
ジムを経営し、トレーナーとして活躍しておられるだけではなく、
ボディビルダーとしても今年現役復帰されたそうです。
すごい!
現役復帰のきっかけとなったのが、
この夏のアメリカへの研修旅行だそうです。
かの有名なカール・ルイス選手。
陸上競技の100m・走幅跳・4×100mリレーで、
オリンピック4大会連続メダルのスーパースターです。
そのカール・ルイスのコーチをしておられた方が、
いまだ現役でコーチをしておられ、
その方の指導を受けに行かれたと。
それだけでもびっくり!!です。
そして、このカール・ルイスのコーチの年齢は何と何と87歳!
87歳で現役コーチだということにも驚きましたが、
それ以上に驚いたのが、選手の横を伴走されるんだということ!
実際に走る映像を見せていただきました。
陸上競技の短距離選手が走る横を軽やかに走ってました(^o^)
87歳ですよ!?
コーチという職業に限界はない!
というより、この方に「限界」という感覚がないのですね。
指導している内容は、シンプルそのもので、
“push”(「押せ」)
としか言わないとのこと。
あとは、
「もっと強く」か「弱く」
だけしか言わないのだそう。
どうしてそれだけの指導でいい選手が育つのかというと、
この方の人間性が素晴らしいからだそうです。
選手の感覚と、コーチが外側から見ていることを、
少しずつすり合わせていって、
しっくりくるところを探すような指導なんだそうです。
「ああしろ、こうしろ」
と、言わないってことですね。
そして、伴走する。
人として、コーチとしての「在り方」が素晴らしいですね。
まさに、
「自分もそう在りたい。」
と、思うような方。
講師の先生は、この87歳の現役コーチの「在り方」に感銘を受け、
「自分は選手を指導するためにどこまでやっているか!?」
「自分はコーチとして、どうあるべきか!?」
という自問自答をし、現役復帰を決められたんだそうです。
素晴らしい!
私も現役復帰を目指して1年以上前からトレーニングを再開しました。
まもなく剣道に復帰する予定です。
自分の「在り方」を大切にします。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。