「うわっ!やっちゃった~!」
思い出したくもないような大失敗。
ありますよね。
事の大きさは別として、一度も失敗をしたことがない人なんてまずいないです。
小さなことで言えば、
うっかり机の上のカップをひっくり返す。
水たまりを踏んで靴を濡らしてしまう。
もう少し大きなことなら、
宿題をするのを忘れる。
大事な日に寝過ごして遅刻する。
大きな失敗をしてしまうと、なかなかそこを乗り越えられないこともあります。
辛いですね。
失敗は誰にでもあるし、あって当然のことです。
何かにチャレンジすれば失敗はつきものですから。
大事なことは、
同じ失敗を繰り返さないように改善していくことです。
「失敗はある」という前提で、
同じ失敗を繰り返さないために失敗を深掘りしてみましょう。
1.失敗を見ようとしない
まずは、失敗を直視しないこと。
明らかに失敗しているのに、
「いや、失敗していないから」
と無理にポジティブに変換したり、
うやむやにして「なかったことにしてしまう」などです。
そもそもの成功か失敗かの判定の基準が曖昧だったのかもしれません。
小さなミスや失敗を失敗として見ていないと、
やがてそれは大きな失敗へとつながっていきます。
練習中の小さなミス、勝った試合での小さなミス、
改善しないで放っておくと大事な試合の「ここ一番」の場面でミスが出ます。
小さくても失敗は直視し改善しましょう。
2.失敗を後回しにする
「失敗した」という認識はあるのに「後回し」にしてしまうことがあります。
小さなことだから。
忙しいから。
他にも考えることがあるから。
そして、失敗を忘れていきます。
忘れてしまって改善されない失敗は、どこかでまた出会うことになります。
失敗を忘れないためには、後回しにせずすぐに振り返ることが大切です。
3.失敗を人のせいにする
「失敗したけど自分のせいじゃない」
という捉え方もありますね。
「アイツが悪いんだ」
「みんながそう言ったからだ」
あるいは、
「雨が降っていたからだ」
「寒くて体が動かなかっただけだ」
何もかも他人や環境のせいにして生き続けますか?
自分の努力でカバーすることができたんじゃないか?
自分の意見をはっきり言うべきだったんじゃないか?
雨が降った時の準備、寒い時の準備ができたんじゃないか?
自分に矢印を向けて改善できるところを改善するという考え方をしてみましょう。
4.失敗を忘れようとする
気持ちを切り替えるのは大事なことです。
試合中に失敗をして、それを引きずったまま次のプレーをするよりは、
早く切り替えて次のプレーに集中する方がいいです。
ですが、試合が終わったら失敗を振り返ることが必要です。
「失敗のことは忘れて次に集中する」
というのはあくまで試合の中のことであり、
客観的に失敗を分析することは必要なのです。
改善するために。
失敗を忘れようとするのではなく、
改善点を見つけて修正するために、しっかり思い出して振り返りましょう。
5.失敗を繰り返す
ここまで述べてきたことは、
「同じ失敗を繰り返す」
ことになるパターンのお話です。
失敗を見ようとしないから、繰り返す。
失敗を後回しにするから、繰り返す。
失敗を人のせいにするから、繰り返す。
失敗を忘れようとするから、繰り返す。
ひとつひとつは小さな失敗でも、
何度も繰り返すと「同じ失敗を繰り返す」という大きな失敗になっています。
自分自身を振り返り、こんなパターンにハマっていないか考えてみましょう。
失敗は、改善するための「良い経験」なのです。
まとめ
「失敗の5原則」についてまとめてみました。
(1)失敗を見ようとしない
(2)失敗を後回しにする
(3)失敗を人のせいにする
(4)失敗を忘れようとする
(5)失敗を繰り返す
失敗は誰にでもあります。
失敗が悪いことだと言っている訳ではありません。
失敗をどう活用するかが重要なのです。
失敗をするなら「同じ失敗を繰り返す」のではなく、
「新たな挑戦による新たな失敗」をしたいですね。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。