勝負どころで攻めていく。
この姿勢が大事なんですよね。
ゲームの流れや形はどうあれ、気持ちだけでも攻める。
気持ちが引いてしまうと身体も無意識に引き気味になります。
「腰が引ける」という言葉があるように、
「怖い」とか「イヤだな」という気持ちが少しでもあると、
姿勢に影響するんです。
重心が下がります。
呼吸も浅くなります。
「ここ一番!」の場面でそうならないためには、
まず「攻める」意識が重要です。
男子テニスのツアー最終戦で、
錦織圭選手がロジャー・フェデラー選手に勝ちました。
素晴らしい!
錦織選手は、
「この勝利を自信にして次も戦いたい。」
と、話しています。
錦織選手がフェデラー選手に勝つのは何と4年半ぶり!
嬉しいですね~♪
苦手意識があるのかな…、
なんて勝手に思っていました。
一流のスポーツ選手でも、そういうことってありますからね。
錦織選手が前回フェデラー選手を破ったのは、
2014年のマイアミ・オープンが最後。
6連敗中でした。
相手の方が格上とはいえ、嫌な流れですよね。
錦織選手自身も、
「何かを変える必要があった。」
と言っていましたね。
今回の試合で勝負どころとなったのは、
第1セット5-6、ゲームカウント15-30と、劣勢の場面でした。
錦織のセカンドサーブをフェデラーがフォアハンドでリターン。
誰もがフェデラーのリターンエース!
と、思った瞬間、
錦織選手が右手一本のバックハンドでスーパーショット!
素晴らしいプレーでした!
このプレーが流れを変えましたね。
逆転でこのゲームを奪ってタイブレークの末に勝利。
フェデラー選手が相手だと守りに入ることが多かったのですが、
勝負所でしっかりと攻めることができました。
錦織選手に何か大きな心境の変化があったのか?
それともメンタルをトレーニングしていたのか?
この勝利が錦織選手のターニングポイントとなるといいですね。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。