「頑張ってるのにうまくいかない」
「何でこんなにできないんだろう?」
そんな悩みをお持ちなら、
「自分の強みを活かしているだろうか?」
と、考えてください。
日本の教育は、あらゆる教科を平均的にできる人を育てるシステムになっています。
最近は少し方向性が変わりつつあるようですが、まだまだ「変わった」と言える状況ではありませんね。
例えば、
数学が5、国語が4、英語が3の成績であれば、学校の先生は何というでしょう?
「英語をもっと頑張れ!」
ではありませんか?
先生に限らずあなたの家族も、できていない部分を見てそれを指摘しがちです。
「数学が得意なんだね。数学をもっとやろう!」
という声掛けはなかなか聞けないのです。
そして、好きでもないのに苦手な分野に力を注ぐ。
それが習慣として身につき大人になっても続いていきます。
でも、これからの世の中はそうではありません。
スポーツの世界なら尚更です。
平均的なプレイヤーなど山ほどいます。
あなたの周りをよく見てください。
「強み」を徹底的に伸ばした者だけが、勝ち残っていけるのです。
大事なことは、いち早く自分の「強み」を見つけることです。
陸上競技を例にとりましょう。
陸上競技は「強み」に特化した競技の代表です。
短距離・中距離・長距離・ハードル走。
トラック競技では、それぞれが得意な距離で勝負します。
加速やスピードに優れた選手は短距離です。
100m走・200m走は、ほんの10秒から20秒という短時間で速さを競います。
持久力は必要ありませんね。
持久力に優れた選手は5000mや10000mを専門にします。
加速・スピードでは短距離の選手に及びませんが、長い距離・長い時間になると強さを発揮します。
自分の得意なところ・強いところのみで勝負します。
100m走と10000m走を掛け持ちする選手はいません。
苦手分野で戦うことに意味がないからです。
陸上競技にヒントを得て、あなたも「自分の強み」を見つけ、それを活かすことを考えましょう。
目次 [hide]
1.自分で強みを見つける
まずは、自分で自分の「強み」を探します。自分しか知らないことや過去の経験から生まれることは、他人からは見えないのですから。
1-1 自分がもともと持っている資質の強み
集中力がある・論理的に物を考えられる・決めたことが続けられる等
1-2 自分の過去の経験から生まれた強み
〇〇の大会で優勝した・怪我で半年競技を休んだ・リハビリをした党
1-3 好きなことから生まれる強み
〇〇が好き・細かい作業が好き・アウトドアが好き等
1-4 得意なことから生まれる強み
長距離を走るのが得意・計算が得意・料理が得意等
1-5 性格的な強み
明るい・真面目・前向き等
2.他人に強みを聞いてみる
自分では気がついていない「強み」というのもあります。自分では「当たり前」と思っていることが、他者から見れば「強み」「あそこはマネできない」という場合もありますから、できるだけ大勢の人に聞いてみましょう。
2-1 家族に強みを聞く
身内の人は、素のあなたの素のことをよく見ています。
2-2 職場や学校で周りの人に強みを聞く
仲間の人たちは、集団の中でのあなたの行動をよく観ています。
2-3 お客様やライバル関係にある人に強みを聞く
対外的なあなたの態度や、競争相手としてのあなたを見ています。
3.活かし方と努力の仕方を考える
自分と他人が出した「強み」の中には共通点もあり、「えっ!?これが強み?」と驚くような気づきもあります。
両側から出てきたたくさんの「強み」を、あなたの今いる場でどう活かすか、真剣に考えてみましょう。
3-1 あなたが知っている「強み」の活かし方
今現在、強みが活かせていますか?
持久力に優れているのに短距離をやっているようなことがないか、落ち着いて考えてみましょう。逆に、短所と思っていることも長所に転換すると強みです。
小さいことは「身軽さ」が強み。活かせていますか?
3-2 気づいていなかった「強み」の活かし方
他人に聞いてみた意外な「強み」は、大きなヒントになります。
今の方向性を変える必要があるかもしれません。
すでに気づいていた「強み」と組み合わせることで、さらなる「強み」を作れるかもしれませんね。
3-3 努力の仕方や量を考える
あなたの長所・強みを伸ばすための努力ができていますか?
気づいていなかった「強み」は努力でもっと伸ばせるでしょうか?
短所は目立たない程度に補って、長所・強みに「特化」しましょう。
まとめ
これからの時代には、長所・強みを徹底的に伸ばすことが求められます。スポーツはその最たるものです。
自分の強みを知り、圧倒的な「強み」へと昇華させることが、あなたが輝くための近道です。
(1)自分で強みを見つける
(2)他人に強みを聞いてみる
(3)活かし方と努力の仕方を考える
ぜひやってみてくださいね。