レスリングの伊調馨選手が、
「東京オリンピックを目指す」
と決断しました。
伊調選手はリオ・オリンピック優勝後休養していて、
今年約2年ぶりに競技に復帰したばかりでした。
しかも、パワハラ問題で世間を賑わしたように、
あまり練習ができず身体も以前に比べて細く小さくなっていました。
にもかかわらず…。
全日本選手権で優勝しました!
しかも、前日の予選リーグで敗れた川井梨紗子選手に競り勝っての優勝です。
決して川井選手が弱かった訳ではありません。
リオ・オリンピックで伊調選手とは別の階級で優勝した選手です。
やっぱり伊調選手は強い!
としか言いようがありませんね。
さらにびっくりしたのは、
前日の予選リーグで川井選手に敗れた後に、
「東京オリンピックを目指す」
と、はっきり言ったこと。
川井選手に負けた試合は、
何と17年ぶりに日本選手に負けた試合だったとか。
(ちなみに17年前は吉田沙保里選手に負けたそうです。)
それなのに負けたことでネガティブになるのではなく、
「自分のなかで気持ちも体力も技も戻ってきているのが分かりました」
と試合後に分析しています。
逆に「まだ戦える」という自信をつけたのですね。
この自信!
この冷静さ!
そして、負けた後にもかかわらず
「東京オリンピックを目指す」
と明言できるメンタルの強さ!
「次やれば私が勝てる」
と確信したのでしょうか?
いつもはクールな伊調選手が、
決勝戦で川井選手に勝ったあと雄たけびを上げたのが印象的でした。
熱い心と冷静な頭、そして決断力に感激しました!