「この監督だから、あの選手たちがあるのだ」
と、改めて思いました。
監督の人間力は選手の能力に影響しますよね。
自分たちのチームさえ良ければいいのか、
同じ競技をする仲間と思うのか。
試合をする時は真剣勝負で闘うけれど、
それ以外では互いに認め合い、切磋琢磨し合う競技仲間。
困った時はお互い様。
できればそんな監督さんに指導していただきたいですね。
選抜高校野球の愛知県代表東邦高等学校。
昨日の試合に勝ち2回戦にコマを奨めました。
その応援をしていたのが何と!大阪桐蔭の吹奏楽部だったのです。
素晴らしい友情応援でした!
なぜそんな事態になったかというと、
東邦高校マーチングバンド部が海外遠征に出てしまい、
甲子園での応援演奏ができなかったから。
愛知県内の高校の吹奏楽部に代わりの応援をお願いするも、
どこの学校も予定が入っており参加不可能。
甲子園なのに吹奏楽部の応援がないなんて…。
困り果てて知人を介してなんと!なんと!
大阪桐蔭高校の吹奏楽部の顧問にお願いしたところ、
快く引き受けてくれたのだそうです。
東邦の試合に大阪桐蔭の吹奏楽部が友情応援に駆けつけました!
大阪桐蔭の吹奏楽部は、全国大会で最優秀賞を取るほどの実力。
「野球部の応援のために」
とこの時期のスケジュールを空けていたのですが、
残念ながら野球部が出場できませんでした。
そこへ東邦高校からの応援要請。
大阪桐蔭の野球部監督も、
「練習試合などでお世話になっているから」と、
吹奏楽部の友情応援を快諾されたそう。
「お世話になっている」
という言葉が素敵ですね。
監督さんの人間力の高さがこの友情応援を実現させました。
部員120名の吹奏楽部の演奏は大迫力!
昨年甲子園で大活躍した根尾選手のテーマ曲も演奏され、
最高の応援でした♪
「練習試合をする相手」=「敵」ではなく、
「練習試合をする相手」=「お世話になっている人たち」
この考え方が素晴らしいです。
こんな監督さんだからこそ、素晴らしい選手を何人も育て、
プロ野球選手も多く輩出しているのですね。
野球をする能力だけではなく人間力をも育てておられるのでしょう。
指導者の方たちには、そういう姿勢であってほしいと思います。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。