自分の憧れとする選手がいて、
その選手を目指して努力し、
負けても負けてもあきらめずに挑戦し、
やがて勝利する。
水泳の瀬戸大也選手をご存じですか?
素晴らしいメンタルの持ち主です。
私、
瀬戸選手には結構思い入れがあるんです。
彼のライバルであり友人である萩野公介選手。
瀬戸選手は萩野選手に憧れてその背中を追い続け、
憧れの人からライバルと言われるまでになったのです。
瀬戸選手は小学校3年生の時初めて全国大会に出場しました。
同い年の萩野公介選手は、
その頃すでに将来を嘱望された日本のエースでした。
出場した200m個人メドレーで、
瀬戸選手は萩野選手になんと15m以上も差をつけられたのだそうです。
「あんな風になりたい」
瀬戸選手にとって萩野選手は憧れの人でした。
そこからの瀬戸選手がすごい!
15mの差はそう簡単には埋まりません。
何度も一緒に大会に出場しては、
その度に負けるのです。
小学校時代は萩野選手の全勝。
瀬戸選手は全敗です。
でも瀬戸選手はまったくあきらめませんでした。
闘志を燃やし続け、
ハードな練習をこなし、
中学2年生の時、ついに400m個人メドレーで勝ったのです。
この努力とメンタルが素晴らしい!
オリンピック代表に萩野選手だけが選ばれ、
瀬戸選手が落ちたこともありました。
憧れだった選手が良きライバルとなって、
お互いに意識しながら成長し続けた結果が、
リオオリンピックでの萩野選手の金メダル、
瀬戸選手の銅メダルにつながったのではないでしょうか。
2人の戦いはそこで終わった訳ではなく、
ずっと続いています。
初出場のオリンピックで銅メダルを獲得した瀬戸選手ですが、
上を目指す姿勢はまったく変わっていません。
今回の短水路世界新記録がそれを物語っています。
まだまだ成長し続けることでしょう。
あなたにはモデルとなる人、憧れの人はいますか?
その人を追いかけ続けていますか?
それがあなた自身の成長を加速させるのです。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。