あなたのコンプレックスは、捉え方を変えると強みになります。
なぜなら、
物事は何でも「表裏一体」だからです。
捉え方を変えればコンプレックスも強みになるのです。
ある面から見れば良いことも、反対側から見れば悪いことってありますよね。
例えば、
私は「やり始めたことが続く」人なのですが、
子どもの頃からそうであったために、
「やり始めたことが続かない」人がなぜ続かないかがわかりにくいです。
「続く」ことは長所だけれど、
「続かない」に共感しにくいという点では短所とも言えます。
逆もあります。
剣道をやり始めたのが高校になってからだったので、
基本が身についておらず学生時代にとても苦労しました。
これは、その時点では短所でコンプレックスだったのですが、
・周りの人のようにできないことの辛さに共感できる
・遅くからやり始めた人の苦労する点がわかる
・うまくできない人への指導の仕方を工夫できる
という点では「長所」「強み」になっています。
ある面から見れば良くないことも、視点を変えれば良いことに変わるのです。
捉え方を変えて、自分の強みを見つけていきましょう。
1. 視点を変える・ずらす
「誰の視点から見るか」によって、捉え方は大きく変わります。
価値観や価値基準が人によって違うからです。
①反対側にいる人から見る
相手チームやお客さまから見たら評価が変わるというのはよくある話です。
②自分と似たような他人から見る
とてもいいモデルだったり、相談できる人だったりしませんか。
③ものすごく上の方にいる人から見る
上の方から見れば、誰もが「どんぐりの背比べ」かもしれないし、意外な長所を発見してくれるかもしれません。
周りの人に聞いたりしながら、視点を変えて客観的にあなたを分析してくださいね。
2.できること・良いことを中心に見る
「できないこと」を見るのではなく、意識して「できること」「良いこと」を見ましょう。
全体ではなく部分の中に「できる」を探すのです。
・〇〇はできる
・今日は△△ができた
・□□は完璧ではないが少しはできるようになっている
・~なことがあり、誉められてよかった
自分はできないと思い込んでいるようなことでも、全部が全部「できない」はずはないのです。
100点満点とは言えなくても、70点ぐらい取れていませんか?
あるいは、30点ぐらいなら取れませんか?
伸びしろがたくさんあると捉えられますね。
「できる」部分を具体的に見て、「できる」を増やしていきましょう。
30点が35点になれば、伸びているのです。
周りの人にも「良い点」を教えてもらうとよりいいですね。
3.曖昧な言葉をやめ明確に捉える
「速い」「遅い」や「上手」「下手」、「大きい」「小さい」など、
曖昧な言葉に惑わされないようにしましょう。
例えば、
走るのが速いと遅いは100m何秒が基準ですか?
バレーボールが上手と下手の線引きはどこにあるのでしょう?
身体が大きいか小さいかは、身長で決めますか?体重で決めますか?体積で決めますか?
これらは皆、基準が変われば変わる曖昧なものです。
100m走が12秒3であるとして、それを速いと捉えるか遅いと捉えるかは基準次第ですね。
同じ人が1年前に12秒6だったとすれば、明らかに速くなっていることがわかります。
本人を基準にすれば「0.3秒伸びている」なのです。
基準によって変わる形容詞的な言葉に一喜一憂することのないように、自分基準で明確に捉えるように意識しましょう。
まとめ
物事は「捉え方次第」というところがあります。
自分をどのように捉えるかでコンプレックスを持つか強みと思えるかが変わります。
(1)視点を変える・ずらす
(2)できること・良いことを中心に見る
(3)曖昧な言葉をやめ明確に捉える
あなたの「強み」を知り、そこに自信を持ってくださいね。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。