普段の練習の時であっても、
相手が誰であっても、
試合のどんな局面であっても、
常に厳しい球を打ち続ける集中力と闘争心があればこそ、
ここ一番の大事な場面で「平然と」技を出せます。
練習の時に甘い球を打っていて、
試合で急に厳しい球は打てません。
格下の相手の時に甘い球を打っていたのでは、
格上の厳しい相手の時に厳しい球は打てません。
リードしていて余裕のある時に余裕で球を打っていて、
ギリギリの場面でギリギリの球は打てません。
どんな時でも同じように集中し闘争心を持つのです。
世界卓球が始まりました。
日本の若い選手たちが次々と勝って次の試合へと駒を進めました。
テレビで試合を観ていて感じた事は、
「甘い球は絶対に打たない。」
ということです。
中でも伊藤美誠選手は、
サービスがネットインしてレット(やり直し)になるのが、
1試合の間に10本以上ありました。
サービスがネットに触れて自分のコートに落ちた場合は、
フォルト(失敗)ですから相手のポイントになりますが、
サービスがネットに触れてから相手コートに落ちると、
レットといって、「もう一度サービスをやり直す」ことになります。
ネットに触れるということは、球の軌道が低いということですから、
それだけ厳しいコースに打っているということですね。
相手が誰であっても、
試合のどんな局面であっても、
厳しい球を打ち続ける集中力と闘争心があればこそ、
ここ一番の大事な場面で「平然と」技を出せるのだと感じました。
伊藤選手のこういうメンタル面の強さは、
どんな競技の選手であっても学んで活かして欲しいところです。
「自分の場合だったらどうかな?」
と、考えてみましょう。