いい習慣はいい結果を生み、
悪い習慣は悪い結果を生みます。
当たり前のことですね。
栄養を考えた食事をして、
早寝早起きで毎日適度な運動をしているのと、
暴飲暴食をして夜遅くまでダラダラ過ごし、
朝もダラダラ寝ているのとでは、
5年後、10年後に大きな違いが表れます。
「そうは言ってもなかなか変えられない」
というあなた。
まずは、いい習慣をひとつ作りましょう。
よく例えとして出されるのが、
「歯を磨く」
という行動です。
大抵の人は、少なくとも一日一回は歯を磨きますね。
人によって磨くタイミングは違うかもしれません。
朝起きてすぐ磨く人、
食後に磨く人、
夜寝る前に磨く人、
どのタイミングがいいかについては諸説ありますし、
論点はそこではありませんので、ここでは触れないことにします。
言いたいことは、
この作業をするのに強い意志が必要ですか?
気合が必要ですか?
ということです。
「私、メンタルが弱くて歯磨きが続かないんです」
なんて悩むでしょうか?
答えはNOですね。
無意識に、たぶん何も考えず日々歯を磨きます。
これが習慣になっているということなのです。
赤ちゃんとして生まれた時、
もちろん歯を磨く習慣なんてありません。
そもそも歯がありませんから。
歯を磨くという行為は、人生のどこかで身につけた習慣なのです。
最初は好きではなかったかもしれません。
うまくできなかったかもしれません。
大人の人が磨いてくれたのかもしれません。
でも、
何らかの形で続けていくうちに、
いつしかそれが習慣となって、
今では無意識に歯ブラシを持って毎日磨くようになっているのです。
あなたもちゃんと「いい習慣」を作って持っていますね。
「そうは言うけど新しいことが習慣になるまで続かないんだってば!」
はい、その通りです。
習慣形成は、最初の2~3週間がカギなのです。
2週間~3週間続いたことは習慣になります。
習慣になった行動は、無意識でやることができます。
が、最初の2~3週間を意思の力に頼ろうとすると…、
大抵挫折します。
そこがうまく乗り越えられるのは、そもそも続けることが得意な人です。
新しいことを意思の力でできるのは、ほんの数%の人です。
苦手な人は、最初の2~3週間が続かないので、
「私って何をやっても続かない」
なんて思い込み、よけいに「続かない人」になっていきます。
でも、安心してください。
大抵の人は、意思の力では続かないわけですから、
続く仕組みを作って続けましょう。
一緒にやる仲間を持つ。
あるいは、
やったかどうかチェックしてくれるパートナーを持つ。
あるいは、
自分でチェックしながらやる。
このどれかです。
協力してくれる仲間やパートナーがいれば、
協力していい習慣を作りましょう。
「一緒に〇〇を習慣にしよう!」
と、決めて励まし合ってやればいいですね。
できれば、
すでにその習慣を持っている人と一緒にやるのがお奨めです。
なぜなら、
その人はやり続けるに決まっているからです。
あなたが挫折しかかっても、その人が、
「続けようよ」
と、声をかけてくれますね。
いなかったら、
やったかどうかチェックしてくれるパートナーを持つ。
あるいは、
自分でチェックしながらやる。
これでOKです。
チェックすることはとても大事です。
何か悪いところを指摘されるようなイメージがあるかもしれませんが、
できたかどうかを振り返るだけのことです。
今日はできた。
今日はできなかった。
今日はできた。
できた自分を認め、できなかった時は「どうすればできたか」を考えます。
そうやって、少しずつ「できた」を増やすのです。
最初は「できた」が少なくても、やっているうちに「できた」が増えてきます。
チェックするだけでいいのです。
「いい習慣」は、やり方次第でいくらでも作れるのです。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。