人は、様々なシーンで他者に「選ばれる」局面があります。
スポーツであれば、
・レギュラーに選ばれる
・〇〇代表に選ばれる
・選抜チームに選ばれる
などですね。
「選ばれる」とは、一体どういうことでしょうか?
「選ばれる」ために何をすべきでしょうか?
ある競技・ある種目・あるポジションで、
他者より抜きん出たパフォーマンスを発揮する者、
あるいは他者とはまったく違う特性を発揮する者が、
大勢の中から選ばれることになります。
団体競技で考えてみましょう。
野球でも、サッカーでも、バレーボールでも、
それぞれ「ポジション」に応じた「役割」があります。
その「役割」に特化した者が選ばれてゆきます。
フォワードとキーパーは同じ基準で選ばれているわけではないですね。
サブの選手も同じです。
・代打に選ばれる
・ピンチサーバーとして選ばれる
など、他者にはない「特技」で選ばれています。
特技を「徹底的に極めた者」が選ばれるのです。
苦手なことは克服していく方がいいですが、
苦手の克服で選ばれることはまず期待できませんね。
選ばれるためにはあなたの「特技・強み」を極めていきましょう。
1.自分の特技・強みを知る
あなたの特技・強みは何でしょうか?
まずは、自分で考えてみましょう。
資格や実績だけとは限りません。
性格的な特性であったり、過去の経験であったり、
他者とは違う「あなたならでは」のものがあるはずです。
自分でまず考えたら、周りの人に尋ねてみましょう。
意外と自分では気づかないところに気づいていることがあります。
あなたが「当たり前」と思っていることが、他者からすれば、
「喉から手が出るほど欲しいこと」であったりもします。
人は「自分にないもの」を欲しがる傾向があるので、
ぜひ周りの方に聞いてみることをお奨めします。
2.「特技・強み」を磨く
「磨く」という言葉には、
「努力してより上達させる」という意味もありますし、
「汚れを取り美しくする」という意味もあります。
技術的なことであれば、より上達させましょう。
もともと得意なことのはずですから、
努力と思わずに夢中でいくらでもやれるかもしれません。
イチロー選手はバッティング練習を努力と思わなかったそうです。
努力と思わず夢中でやれば「特技・強み」がさらにレベルアップします。
思考や行動の特性である場合には、
際立たせたりアピールしてみたりしましょう。
・ここ一番に強い
・プラス思考ができる
・チームをまとめるのが得意
などは、技術という種類のものではありません。
だとしても、必ず必要とされる能力です。
・大事な場面で活躍できる
・悪い流れを変えられる
・いいチーム作りができる
そんな選手は重宝されますね。
「自分はそういう人である」と口に出してアピールすることで、
ますますそのようなイメージが潜在意識に入ります。
しかも、他者からもわかりやすくなります。
「特技・強み」はどんどん磨いていきましょう。
3.選びたいと思われる人でいる
人は「能力的なこと」だけで選ばれているとは限りません。
実は、見えないところで「どういう人か」という要素が含まれています。
自分のことだけを考えている人か、
周りの人のことも考えられる人か。
ルールを守る人か守らない人か。
協調性があるか、ないか。
人格という土台があってこその「能力」です。
それは、年齢が上がれば上がるほど、レベルが上がれば上がるほど、
求められるようになっていきます。
小学生・中学生であれば、人格部分は多めに見てもらえるでしょう。
が、高校生以上ともなると人格は重要な要素の一つになり、
大人の競技者であれば人格は優れていて当然という扱いになります。
競技以外のところでペナルティがついてはいけないのです。
まとめ
「選ばれる」というのは、受け身の言葉ですね。自分で選ぶのではなく他人から選ばれるのです。
他人から見て「選びやすい」ような自分でいることが大事ですね。
(1)自分の特技・強みを知る
(2)「特技・強み」を磨く
(3)選びたいと思われる人でいる
自分を客観的に見てみましょうね。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。