自分のことを「ダメ」と言っていませんか?
「〇〇なところがダメ」
「〇〇がまだまだ」
「~なので全然ダメ」
私もそうだったので気持ちはわかります。今もまだそんな部分があります。
でも、それは自分に対する見方が偏っているだけなのです。「ダメ」なところを一生懸命探せば、「ダメ」なところが見つかります。目を向けるところを変え、「良いところ」を探してみましょう。
練習すれば「良いところ」がたくさん見つけられるようになります。
1.自分に点数をつける
自分に点数をつけてみてください。100点満点で何点ぐらいですか?『50点』とか『70点』とかがつきませんか?よほど自分に厳しい人でも『20点』ぐらいはつけます。0点でなければ、その点数の中身は良いところです。
2.つけた点数の中身を紙に書き出す
自分にも良いところがいくらかあるということに気が付いたら、それを紙に書きだしてみましょう。
◇今日自分ができたこと。
・朝、起きられた。
・服を着替えられた。
・歯を磨けた。
・窓を開けられた。
・家族に「おはよう」と言えた。
・朝ご飯を食べられた。
・コーヒーを自分で淹れられた。
「そんなのあたり前!できることって言わないでしょ!?」なんて思われましたか?でも、生まれたばかりのあなたはそれができたのでしょうか?小さい頃は、自分でできた!というだけで誉めてもらえたはずです。当たり前と思っていることの中に、実はあたり前ではないこともあるのです。
◇自分の性格や行動の良いところ。
・いつも笑顔
・お年寄りに優しい
・素直
・仕事が丁寧にできる
・時間を守れる
「笑顔じゃないし、優しくもないし、素直じゃないし、仕事は雑だし、時間も守れない!」としても、つけた点数分の何かがきっとあるはずです。
・素直じゃないけれど思慮深い
・雑だけれど全体像をつかむのが得意
・時間は守れないけれどやり始めた事はとことんやる
一度に数多く書けなかったとしても、毎日5個とか10個と決めて書いてみましょう。気づいていなかった「良いところ」がどんどん見つかります。
3.良くない面に気づいたら改善策を書く
「良いところ」を探そうとしていても、「良くない面」が目に付いてしまうこともあります。そんな時は「どうすれば良くなるか」を考えて書いてみましょう。
・笑顔が苦手 ⇒ 笑顔の練習をする
・素直じゃない ⇒ 人に何か言われた時に、まず「はい」とか「そうですね」と肯定してみる
・仕事が雑 ⇒ 「この部分だけは丁寧にする」と決めて、少しずつ丁寧な部分を増やしていく
「今は違うけれど、こうすれば良くなる」という改善策を考え、まずはそれを書き出すことが大切です。改善策とは、「善くなるように改める策」すなわち「プラス思考」なのです。
私は子育ても介護も経験しましたが、子育ては「できなかったことができるようになる」ことの繰り返し。介護は「できていたことが次第にできなくなっていく」ことの繰り返し。できることはあたり前ではなく、できる人とできない人がいる。もしくは、できる場合とできない場合があるのです。
だからこそ、自分自身ができることに〇をつけましょう。得意なことや良いところはちゃんと認めましょう。
まとめ
「どこに焦点をあてるか?」で、物事の見え方は変わってきます。自分に対する意識も変わってきます。
日々、自分の「良いところ」を探して認める習慣を身につけましょう。それが『プラス思考』の物の見方です。そして、自信にもつながります。
自分を認められるようになればなるほど、他人の良いところも認められるようになり、物事をプラスに捉えることができるようになるのです。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。