過去の嫌な出来事や経験を、ただの嫌なことにしていませんか?
あらゆる物事は、捉え方で変わります。
事実は変わらなくとも、
捉え方を変えるとマイナスをプラスに変換できるのです。
例えば、私自身のお話です。
若い頃に膝の前十字靭帯を切ってしまいました。
しかも、最初に診た医者が切れていることに気づかなかったために、
切れていることがわかったのが1年以上も後。
切れた靭帯が退化して無くなっていたので、
他の靭帯を移植する手術をしました。
これ、人からは「運が悪かったね」と言われるのですが、
私は「運よくいい医者に巡り合って移植手術できた」と思っています。
そして、
「運よくいいトレーナーと出会ってリハビリがうまくいった」ので、
日常生活に支障がないぐらいに回復しました。
おかげさまで怪我をした選手の気持ちもよくわかりますし、
リハビリの大変さも面白さもわかります。
いい経験でした。
捉え方次第です。
逆に、プラスに見えることの中にもマイナスはあります。
いつもいつも物事がうまくいっていると、
うまくいかない人の気持ちがわかりません。
私自身、高校卒業の頃までは割と何でもできる人でした。
勉強ができる。
スポーツもできる。
習い事も大抵うまくできる。
なので、
「できない」ということがわからなかったのです。
「できない」人に対してものすごくキツイ言葉を発していました。
今思うと、穴があったら入りたい気持ちです。
人の気持ちをまったく考えていませんでした。
「できる」といっても小さな枠の中での話です。
日本全体のことなんて見たこともないわけですから、
小さな町の小さな学校の中で何でもできると、
自分が「大したことない」ということすらわかっていません。
広い世界に飛び出してみると、自分は「できない」人でした。
辛い思いも痛い思いもしたけれど、
「できない」ということがどういうことかよくわかりました。
いい経験でした。
あらゆることは、捉え方次第で良くも悪くも取れるのです。
つまり、フィフティ・フィフティなのです。
だとしたら、
目の前の事実の中の「いい面」を探す方がいいですよね。
自分の経験の中の「いい面」を探しましょう。
どんなに悪い経験だったとしても、いいように捉えるのです。
自分自身の中の「いい面」を見つけましょう。
欠点のように見えることの中にも、プラスの側面があります。
目の前の他人の「いい面」を見つけましょう。
悪いことばかりの人なんていないのです。
これから起こりそうなことの「いい面」を期待しましょう。
どちらにしてもフィフティ・フィフティですからね。
目の前のことの見方・捉え方を変えるだけで、
いつもいい気分でいられるようになり、
いい言葉を発するようになるので、
周りにいる人にもいい影響を与えられるようになります。
試してみてくださいね。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。