私が、
「毎日日誌を書きましょう」
というお話をすると、
「忙しいから無理です」
と、よく言われます。
本当に、毎日10分程度の時間が取れないほど忙しいのでしょうか?
たかだか10分の時間が取れないほど忙しい人などめったにいません。
「忙しいから書けません」
という言葉の裏には、
「書きたくない」
という気持ちが隠されています。
私の側から見れば、
「書いてみよう」という気持ちになってもらうことが先決です。
「毎日日誌を書く」というのは「方法論」です。
どれだけいい「方法」があっても、それを行動に移すか移さないかは本人次第。
「忙しくてもやろう!」という思いがあるかどうか。
「方法論」の前に「思い」が必要なのです。
逆に、あなた自身が、
「忙しいからできない」
と、思っていることがあるならば、
「本当にできないのか?」
「やりたくないのではないか?」
と、自分の「思い」を確かめてみましょう。
1.なりたい姿や手に入れたいものを明確にする
「自分がどうなりたいか」
「自分は何を手に入れたいか」
ここがはっきりすると、人は自然に動き始めます。
「こんな記録を出したい」
「こんな結果が欲しい」
「あの相手に勝ちたい」
記録や結果・対象だけではなく、
こんなプレーをしたい」
とか
「この人のようになりたい」
というモデルがあると尚いいですね。
2.ギャップを明確にする
なりたい姿や手に入れたいものと、今の自分とのギャップを明確にしましょう。
記録や実績など、はっきり見えるものはもちろんです。
・出したい記録⇔今の自分の記録
・〇〇大会で優勝⇔〇〇大会で8位
・△△選手に勝つ⇔△△選手に負けている
目に見える結果だけではなく、
見えないことや、直接関係がなさそうなことも含めましょう。
・ベンチプレス〇〇kg⇔ベンチプレス□□kg
・栄養管理している⇔食べたいものを食べている
・やるべきことをきっちりやる⇔ダラダラ過ごす
・意欲を持って練習する⇔イヤイヤ練習する
・同じ間違いをしない⇔同じ間違いを繰り返す
・自信がある⇔自信がない
・プラス思考⇔マイナス思考
など、自分でギャップを認識することが大事です。
3.ギャップの埋め方を明確にする
「なりたい姿」があって、ギャップがはっきりすると、
人は無意識にそれを埋めようとします。
そこで初めて「方法論」です。
「どうやってこのギャップを埋めようか?」
「何をすればいいかな?」
自分でギャップを埋める気になった時、
「方法論」に目を向けるようになるのです。
そして、「できるかできないか」ではなく、
「やるかやらないか」を自分自身で決めましょう。
まとめ
「忙しいからできない」という言い訳ばかりしていると、自分の本当の気持ちをごまかすことにつながってしまいます。
自分に言い訳をしないために、本当の気持ちを確かめてみましょう。
(1)なりたい姿や手に入れたいものを明確にする
(2)ギャップを明確にする
(3)ギャップの埋め方を明確にする
自分にとって大切なこと・必要なことは、
どんなに忙しくてもやりましょうね。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。